素行調査の過去の事例を、実際に調査した探偵が解説

素行調査を探偵に依頼することで、対象者の行動や人間関係などを知ることが可能になります。

この記事では素行調査の過去の事例を交えながら実際に調査した探偵が、素行調査についてわかりやすく解説していきます。

素行調査とは

素行調査とは対象となる人物の日常生活の行動 =「素行」から詳細を調べ、それを証拠として押さえる調査です。

具体的には、婚約者や会社の社員など、対象となる人物の情報をリサーチし把握した上で尾行し、事前に調べた情報を元に、実際の日常生活の詳細を把握しながら、事実と異なる点を証拠としてまとめていきます。

では実際に素行調査をするとどんなことがわかるのでしょうか?

素行調査をすると何がわかる?

素行調査をすることで、どういうことがわかるんですか?

具体的にどういった内容がわかるのかを、対象者を婚約者・会社の社員に絞って具体的に表にまとめてみました。
婚約者
会社の社員

・住所
・性格や評判、交友関係
・現在の職業や健康面
・結婚歴や離婚歴
・親しい異性はいるか
・借金はあるか
・子供はいるか
・休日の過ごし方
・ギャンブル癖はあるか
・宗教や思想
・両親や親族との関係性
・反社会勢力との繋がり

・実際の勤務状況(勤務実態の調査)
・通勤手段(通勤手当の不正受給)
・社内でのパワハラやセクハラ
・社内不倫
・反社会勢力との繋がり
・マスコミへの接触(内部告発)
・弁護士への面会(会社相手の訴訟)
・副業をしているか
・休職中の行動(ケガや病気の実態)
・競合他社との接触(リーク)
・退職後の勤務先(ヘッドハンティング)
・履歴書や経歴書の事実確認(経歴詐称)

このように様々な情報を素行調査で知ることが可能です。

個別に婚約者・社員の素行調査の中身や、過去の事例を見ていきましょう!!

婚約者を対象にした調査

婚約者を対象にした素行調査は「婚前信用調査」とも言われます。

この調査では結婚前の婚約者が誠実な相手かを調べるのが目的ですが、何が誠実かの価値観は人それぞれ異なるため、最終的には依頼した当事者の価値観に基づいて判断されます。

そして実際にこの調査を依頼するのは、調査対象者と婚約している当事者ではなく、当事者の両親というケースが多いのも「婚前信用調査」の特徴になります。

今回紹介する婚前信用調査の事例は、東北地方に在住のご両親の方が、都内に住んでいる娘の結婚の報告に不安を感じて、婚約者の調査を依頼したケースです。

【事例1】
▪︎依頼者 : 男性(52歳)
▪︎依頼内容 :
大学を卒業後「すぐに結婚したい」と娘から突然連絡がありました。
娘の結婚という嬉しさはありましたが、あまりにも急な連絡だったので婚約者との面識も全くありません。婚約者の顔は知らないのはもちろん、相手の年齢・収入面に関しても、娘から全く情報を聞くこともできませんでした。娘の結婚は大変喜ばしいことですが、結婚後に苦労して欲しくないと不安に思ってしまい、親心から娘の将来のことも考えて今回無料相談をお願いしました。
 

▪︎▪︎▪︎調査結果▪︎▪︎▪︎

ご両親が遠方にお住まいということもあり、なかなか都内に来れる機会もないということでご相談を受けました。実際に調査したところ、第一対象者(娘)は第二対象者(彼氏)の家で半同棲状態。また、第二対象者は無職で、週4,5日パチスロに通っている事が判明。

~お客様の感想~

調査後に、疎遠だった娘さんとしっかり話をすることができ、関係を修復できたというご連絡をいただきました。

 

会社の社員を対象にした調査

社員の素行調査は大企業では日常的に行われています。社員の素行調査は、調査対象が実際にその企業に勤務している社員だけではなく、退職者から入社予定の新入・中途社員まで、調査対象が幅広いのが1つの特徴です。
社内規則に違反する社内で損害を与える可能性のある行為、外部で損害を与える可能性のある競合他社や弁護士・メディア・反社会勢力との接触、情報が不明で将来的に損害を与える可能性のある新規社員の事前調査など、様々な形で素行調査が大企業では行われています。

例えば
・パワハラやセクハラや背任行為
・素行の悪い社員のSNS上での情報拡散
・産業スパイ
・競合他社への情報のリーク
・競合他社からのヘッドハンティング
・反社会勢力との繋がり

これらはいずれも将来的に会社に損害を与える可能性があります。

これらの行為を将来行う可能性のある社員の素行調査をすることで、可能性に対する事実の確認や、事実の証拠を入手することによって、将来起こりうるトラブルを未然に防止する対策をすることが、企業が素行調査を行う目的です。

今回紹介する社員の素行調査の事例は、その中でも役員の肩書のある社員の、反社会勢力との繋がりの可能性を疑った、会社の取締役の方からの依頼になります。

【事例2】
▪︎依頼者 : 男性 (48歳)
▪︎依頼内容 :
私の知人からの情報で、当社のとある従業員が反社会勢力と繋がりがあるか疑っています。彼は実際、過去に勤め先を転々としていることもあり、私も様子が気になっていましたが、今回の知人からの情報を受けて相談しました。

▪︎▪︎▪︎調査結果▪︎▪︎▪︎

人事部ご担当の方からのご依頼で調査を開始。平日5日間の調査。

9:00 調査開始
11:32 対象者が会社から外出し、タクシーで移動。
12:01 都内の高級ホテルのロビーにて他社の社員と思われる人物と面会。
13:12 第二対象者と会っていた人物を、反社会的勢力の人物である事が判明。
13:19 第二対象者がタクシーで移動。備考を開始。
13:32 第二対象者が下車。そのままビルに入る。マンションに入ったため反社会勢力関連かは定かでは確定できなかったが、その後の調査で反社会的勢力の人物だということが判明。

~お客様の感想~

会社の経営も安定期に入ってきたため、足元を救われるような大きなトラブルを未然に防ぐ事ができたと、いうご感想をいただきました。

 

素行調査を探偵に依頼するメリットとは?

当然ながら調査を探偵や興信所などに依頼すれば費用がかかります。しかし、それを持ってしても依頼するメリットは非常に大きいものです。

例えば素行調査を探偵に依頼するメリットは

  • 対象者に感づかれずに調査ができる
  • 証拠の入手が困難な調査ができる
  • 法的に有力な報告書を作成できる

この3点です。

ここではこの3つのメリットを詳しく見ていきます。

対象者に感づかれずに調査ができる

素行調査を探偵に依頼するメリットの1つは、探偵を使うことで調査対象者に調べていることが感づかれずに調査ができるという点です。
もしあなたが自分で対象者の素行を調査しようと思った場合、対象者やその関係者に顔を知られているは1番の問題だと思います。
顔を知られていることで、調査の段階で調査対象者に警戒され、本来知りたい対象者の日常生活に関して、正確な調査ができなくなってしまうからです。

それに対し、探偵は対象者に顔の知られていない第3者です。ですから探偵に調査を依頼することで、調査対象者に警戒されることなく、依頼者が情報として知りたい、普段通りの日常の行動を調査することが可能になります。

この点は探偵に調査を依頼する大きなメリットの1つになります。

証拠の入手が困難な調査ができる

探偵に依頼するメリットの2つ目は、証拠の入手が困難な調査ができる点です。
対象者と正確な事実を元に対等に話すためには、対象者の事実を証明できる決定的な証拠をつかむことも重要です。

ここでいう決定的な証拠とは、例えば婚約者の浮気を証明するのであれば、浮気相手と婚約者がラブホテルに入る瞬間などを撮影した写真です。こういった決定的な証拠をつかむためには尾行や撮影といった調査がどうしても必要になります。

そのためには、対象者の決定的瞬間を待つという時間の制約、調査していることを気付かれずに後を付ける尾行のノウハウや経験、そして決定的瞬間を収めるための撮影器具などが必要という点は大きな課題です。

しかし探偵は業務として調査を行うため、早朝・夜間を問わずに時間をかけて対象者を調査しますし、尾行のノウハウや経験も豊富です。決定的瞬間を収めるために必要な器具も豊富に所持しています。

ですが探偵に素行調査を依頼すればこの問題は解決します。探偵に素行調査を依頼することで、素人では難しい証拠の入手が困難な調査もできるという点は大きなメリットです。

法的に有力な報告書を作成できる


法的に有力な報告書を探偵社が作成できる点は大きなメリットの1つです。
残念ながら素行調査の結果によっては、婚約解消による慰謝料請求や、解雇を不服とした不当解雇の裁判といったように、調査をされた対象者側が法的手段に出てくるケースもあります。

このような対象者の法的手段に対し、調査をしたこちら側に有利な条件で対応するためには、法的に有効となる証拠を提示し、対象者の行為が不当であることを証明する必要がありますが、この際に有効になるのが探偵社の調査報告書です。

調査報告書は将来的な裁判をも想定して作成されるので、調査結果が時系列の明記された画像や動画を交えながら、裁判官にも判別できるよう詳細に書かれています。

ですから調査報告書はそのまま裁判の証拠としても使える、法的にも通用する有効な文章ですので、対象者側の法的手段に対して、調査報告書をそのまま適用できる点は大きなメリットです。

証拠を提示することで関係が修復するケースも多い

調査の結果分かった内容を対象者に提示することで、「婚約の解消」「解雇」といった、それまでの関係が破綻するというケースもありますが、中にはそれまでの関係が修復するケースも少なくはありません。

素行調査の本来の目的は証拠を揃えることではなく、あくまで証拠を揃えることで起こりうるトラブルを未然に防止するのが目的なんです!

中には浮気がちな婚約者に、素行調査で手に入れた浮気の証拠を見せることで、婚約者も反省し、それを機に婚約者が浮気をやめたというケースもあります。

この場合、婚約者としても婚約の解消を望んでいたわけではなく、実際に婚約者が浮気しているという現状を知り、婚約の解消という将来起こりうるトラブルを、証拠を提示することで防止したのです。

また、それまで勤務態度が悪かった社員が、勤務態度が悪い事実を示す証拠を会社側から提示され、反省して勤務態度を改めて、誠実に業務に取り組むようになったケースもあります。

例えばパワハラやセクハラは、受けた相手はそれを認識していても、当の本人がハラスメントを認識していないケースもあり、会社側が証拠を元に本人に正しい情報を伝えることで、当事者も正しい情報を認識し、その後の態度を改めるケースも少なくはありません。

以上のように素行調査は、事前にトラブルを防止することを目的としています。ですから素行調査を依頼する前に、どんなトラブルが起こりうるかを事前に想定し備えておくと、調査後の関係修復にも効果的です。

「アステル探偵事務所」では、素行調査の中でも婚約者の調査を対象とした「婚前信用調査」と企業で働く「社員の素行調査」に特に高い実績があります。

今回紹介した事例以外にも、多数の婚前信用調査や社員の素行調査の依頼実績があり調査の流れや費用もきちんとご理解いただいた上で調査に取り掛かります。。
また素行調査を巡っての、お互いの関係の修復といった調査後のご質問にも丁寧にアドバイスをさせていただきます。

年中無料相談を行っておりますので、お気軽にご連絡ください。

まとめ

情報が不足することによって、様々な悩みや不安が生じますが、素行調査はその不足した情報を補うための手段の1つです。
もちろん素行調査を自分で行うこともできますが、対象者の正確な情報をつかむのは正直大変です。そしてこの記事でも紹介したように、探偵に調査を依頼する方が様々なメリットがあります。
ですから婚約者や会社の社員の素行調査を検討している方は、自分で調べるよりも探偵へ素行調査を依頼することをおすすめします。

素行調査をお考えの方へ

アステル探偵事務所では、14000件を超える浮気、不倫調査等の調査実績がある調査専門会社と連携しております。お客様のご要望により証拠の確保はもちろん、裁判でも正式に利用できる調査書も作成致します。下記のフォームからお問い合わせ頂きますと、弊所相談員からご連絡を差し上げます。費用や条件面など、ご心配なことがありましたらぜひ一度ご相談ください。