浮気調査を自分でするのは膨大な労力と時間を消費するだけでなく、法的に有効な証拠を自身でつかむのは非常に困難です。
そんな時は探偵や興信所などに浮気調査を依頼し、調べてもらいましょう。
今回は浮気調査をどのような業者に依頼すればよいのか、そして費用の相場や調査の一連の流れを紹介します。
浮気調査はどこに依頼すればいいの?
パートナーの浮気の確実な証拠を押さえたい、浮気の証拠を元に離婚の話し合いをしたいと思っている人は、探偵に浮気調査の依頼をすることが、頭に思い浮かぶのではないでしょうか。
そこで実際にネット上で「浮気」「調査」といった単語で検索してみると、〇〇探偵社、〇〇興信所、〇〇調査会社など、色々な専門業者が検索にヒットします。
でもこれだけ名称が分かれていると、浮気調査を依頼するにしても、探偵や興信所、調査会社がどういった調査を行うのか違いが分からないため、どの専門業者に依頼するべきなのか悩んでしまいますよね?
探偵・興信所・調査会社の違いとは?
結論から言うと「探偵」「興信所」「調査会社」の3つの違いは現在ではほとんどありません。
過去には、企業や会社などの資産や業績などを調べる信用調査を行っていたのが、「興信所」です。
一方で浮気調査や人探し調査などを主体に行っていたのが「探偵」になります。
そして、それら2つを合わせた総称の呼び方が「調査会社」という形で呼ばれていました。
これらはいずれも過去の話で、その名称のなごりが〇〇興信所といった形で、会社名という形で今も残っているわけです。
ですから現在では探偵・興信所・調査会社の違いはほぼ無いので、この3つであればどこに依頼しても特に問題はありません。
依頼から調査完了までの一連の流れ
依頼する調査会社を選ぶ
まず最初に全国にたくさんある、調査会社の中から、浮気調査に特化した調査会社を選ぶのがいいでしょう。
先ほど紹介したように、会社名が探偵会社・興信所・調査会社となっていても、実際にできる調査は、会社ごとに個別に決まっています。今回の場合、依頼する内容は浮気調査ですので、数ある調査会社の中から、浮気調査に特化した調査会社をいくつか選びましょう。
電話やメール・LINEで行える無料の相談で現状を伝える
調査会社では電話やメール・LINEで行える無料相談を行っています。
浮気調査に特化した調査会社をいくつか選んだら、選んだ調査会社の中から、1社ずつまずは無料相談を利用して、調査会社の雰囲気をつかんでいきましょう。
またこの時に、わかる範囲でよいので浮気調査をお願いするに至ったあなたの現状を調査会社に伝えます。
カウンセラーと面談し調査内容や金額を確認する
調査会社では、カウンセラーと呼ばれる依頼者との相談を専門としている人がいます。最近は女性のカウンセラーも多くいらっしゃいます。
無料相談で現状を伝えたら、都合のよい日時を設定し、このカウンセラーの方と直接面談し、内容を具体的にしていきます。
またその際に気になる金銭面に関しても、調査内容をもとに提示されるので、金額面に関してもここで納得できるまで話し合う事で決定します。主な内訳としては、調査員の人件費、車両費、機材費、調査にかかった費用などが一般的です。
調査開始から調査結果の確認まで
カウンセラーとの細かい面談を経て、調査内容や金額に合意し契約が完了すれば、いよいよ浮気調査の開始です。
そして無事に調査が終わったら、調査会社が調査報告書と呼ばれる、調査結果の詳細が書いてある資料を作成してくれるので、その資料を元に調査結果を確認します。
以上のように調査会社を選ぶところから、調査結果を確認するまでが、依頼の一連の流れになります。
調査費用はどのくらいかかるの?
浮気調査を依頼する際に、最も気になるのが金額がどのくらいかかるのかではないでしょうか?
平均的に相場は20万円〜100万円と言われることが多いですが、実際には調査内容により金額が異なってきます。具体的には
- どんな調査を行うのか?
- どのくらいの期間調査するのか?
- どの時間帯に操作するのか?
などで、これらのケースに応じて金額が異なります。
複雑な調査を依頼するのであれば当然金額は上がりますし、調査期間が長ければ長いほど金額は上がり、そして時間帯も昼間よりも夜間に行う方が一時間あたりの調査員の単価は上がります。
また調査会社によっては、ケース毎に割安となるプランを設定している場合もあります。
金額を少しでも料金を抑える必要がある場合には、このようなプランの活用も視野に入れておきましょう。
調査費用を確認する時の注意点
多くの調査会社では、カウンセラーとの面談の際に、調査内容に最も適した提案をした後に、費用の見積りを提示してくれます。
この時にもし費用を提示されない場合、後に高額請求をされる恐れが無いとも言えないので、費用の見積りは必ずこちらから求めるようにしましょう。見積りですので、実際の金額は上下しますが、その後の行き違いをさけるためにも、万が一、追加で料金がかかるのはどういう時か、また支払いの方法についても事前に確認しておきましょう。
自分に合った探偵会社の選び方
探偵が扱う依頼には
- 浮気
- 人探し
- 行動調査
など様々な分野があり、各社得意分野が違ってきます。
ですから調査会社を選ぶ際は、「浮気や不倫調査に特化した調査会社を選ぶ」のがベストな選択肢です。
ネット上では探偵会社がそれぞれHPを開設し、様々な情報が利用者にわかるように情報を開示しています。
開示されている情報が、浮気や不倫調査に関する内容が多い探偵会社は、浮気や不倫調査が得意な調査会社である可能性が高いです。
依頼をする前にHPをよく確認し、いくつかの探偵会社を比較してから「浮気や不倫調査に特化した調査会社を選ぶ」ようにしましょう。
浮気調査を依頼する流れ
自分に合った探偵会社をいくつかピックアップしたら、まずは無料相談で自分の現状を相談してみましょう。
現在、ほとんどの探偵会社が、電話やメール・LINEなど、さまざまな方法での無料相談をやっており、この無料相談の情報はHP等で確認することができます。
それ以外にも、大まかで良いので「浮気の現状を知りたい」「離婚の証拠が欲しい」「費用はどれくらいかかるのか」など、最終的にどこまで相手の情報を調査によって知りたいかを伝えましょう。
そして調査が実際に可能かどうかを確認します。
調査会社に行く、もしくはオンラインなどで面談をする
無料相談で調査が可能かどうか確認出来たら、次は調査の具体的な内容や金額をカウンセラーと話し合う「面談」になります。
ネットが普及している現在では、ZoomやSkypeを使ったオンライン面談を実施しているところも増えてきていますので、遠方や忙しい人などは、こういったオンライン面談を使うと便利です。
調査して何を知りたいのかを自分の中で明確にする
面談では、どういった調査を行うのかを具体的に話し合います。
そして最終的に調査会社が提示する調査内容や金額に、あなたが合意した上で初めて調査が開始されます。もちろん電話相談だけでも依頼を行うことも可能ですが、電話のやり取りだと調査会社が知りたい情報を全て伝えることは簡単ではありません。調査は依頼者の現状を詳しく知るところから始まります。
調査会社は、より正確な調査を行うためにも、調査対象の細かい行動パターンなどの情報も必要とする場合があり、これらの情報は電話では伝わりにくいです。
正確な調査を行うためには、材料を事前に準備したうえで、オンラインでも良いのでカウンセラーと直接面談するのがベストです。
面談を行う前に
カウンセラーとの面談を行う前に、調査して何を知りたいのかを、あなたの中で明確にしておきましょう。
・浮気相手の素性も知りたい
・浮気相手の自宅や勤務先も知りたい
・浮気をしていた場合、離婚して慰謝料を請求したい
などです。
これらを明確にすることで、どんな調査を依頼すればよいのか、具体的なビジョンが描きやすくなるというメリットがありますし、結果的に調査の費用を安く抑えられるという事にもつながります。
状況を一旦整理してみましょう
そのためには、まずあなたが置かれている今の状況を一旦整理してみましょう。
浮気の確証が欲しいのであれば、実際にパートナーが浮気をしているのかどうかを調査してもらうだけで済みます。
逆に浮気の確証があり、実際にパートナーと離婚しようと決意しているのであれば、法的にも有効になる証拠が必要になります。
このように、調査を依頼する理由は人によって異なってくるため、まずはあなたがどのケースに該当するのか一度じっくり整理してみてください。
交渉をスムーズに運ぶためには
明確になればその後の面談で、調査会社側もどんな調査をすればよいのか、ある程度想定した上で確認することができるため、調査会社との交渉をスムーズに運ぶことができます。
交渉の段階で調査会社が必要としている情報には、相手の勤務先などの情報や、何時に出勤して何時に帰宅するか、休日はどのあたりで過ごしているかなどの行動パターンなどがあります。
こういった情報や行動パターンを詳しく伝えることで、調査会社も正確な調査が可能になるため、パートナーの身の回りの情報や、行動パターンもメモにまとめておきましょう。
面談の結果、調査内容や金額にあなたが合意をしたら、調査会社と契約を結ぶことになります。
調査の料金体系は時間制、パック料金、成功報酬などそれぞれに特徴のある複数のパターンが設定されている事が多く、複数の人員で調査員で行う事が一般的です。
契約は面談の後日でも構いませんが、基本的には調査会社と対面で契約を結びます。
契約を結んだら、いよいよ調査会社は浮気調査に着手します。
車やバイク、自転車、徒歩などで尾行や張り込みなどを行い、特殊な機材を使用しながら証拠を一つずつ押さえていくことで、調査を成功に近づけていきます。
調査結果はどのように確認できるのか?
調査が終わると、調査結果の内容は調査報告書という形で確認できます。
調査報告書とは調査会社が調査した結果を、時系列でまとめた書類で、時系列(時間)毎に浮気相手と一緒に写っている写真も、この報告書に添付されるのが一般的です。
パートナーの浮気を理由に、離婚や慰謝料を求める場合の目安としては、パートナーの浮気を立証する証拠が必要ですが、その段階で、調査会社が作成した調査報告書を、浮気の証拠として裁判所にも提出することができます。
つまり離婚する際には、調査報告書の中身が非常に重要になってくるということです。
裁判で使える証拠とは?
では実際に調査報告書に記載されている内容の中から、実際に裁判でも使える証拠には、どういった物があるでしょうか?裁判で使えるor使えない証拠を表にまとめてみました。
・撮影した時刻が写真に記載されている
・ラブホテルの出入りが写真でわかる
・調査内容が時系列でまとまっている
・文章がわかりやすく読みやすい
・写真がピンぼけ
・相手の顔全体が写っていない
・ラブホテルへ入るタイミングのみ
・ラブホテルから出るタイミングのみ
・撮影時刻が不明
・事実の前後関係が曖昧
離婚の際に最終的な証拠として重要になってくるのは、主に報告書の「写真」と調査報告書に記載された「時系列」に関してです。
写真で重要なポイント
浮気を立証できる証拠として重要なのは、時系列(時間)だけでなく、写っている写真が、ハッキリと人物を特定できるかどうかも重要になります。
- 写真の画質が悪い
- 写真の画質が悪い
- 体の一部しか写ってなく相手を特定できない
などの写真は相手を特定できないため証拠として認められない場合があります。
また時系列で書かれた時間と、撮影した時間が一致しているかどうかも問われてるので、写真に時刻が記載されているかどうかも重要になります。
他にも、浮気相手と一緒にラブホテルを利用していることがわかるように、ラブホテルに入る瞬間を撮った写真だけでなく、出てきた瞬間を撮った写真も重要で、両方が揃って初めて証拠となってきます。
時系列の前後が明確に記載されているか?
調査報告書は時系列(時間)によってまとめられていますが、前後関係も詳細にまとまってなければ証拠として認められない場合があります。例えば、調査をした1日の中で
・ラブホテルを利用する前後にどんな施設を利用したか?
・いつどこで相手と分かれたか?
上記3つの詳細が必要です。
万が一、この3項目が詳細に調査報告書に記載されていなければ、前後関係が不明で、裁判所も証拠として妥当とは判断しずらくなってしまいます。
調査報告書のサンプルは必ず確認しよう
調査報告書の中身は調査会社の調査力をそのまま反映しているので、ほとんどの調査会社では調査報告書のサンプルを事前に見せてもらうことができます。
調査報告書のサンプルの中身を、ここで紹介した内容に照らし合わせて確認してみましょう。
あなたが依頼する調査の結果は、サンプルと同じ形で、調査報告書として作成されるので、あなた自身がわかりやすく読みやすいかどうかも大事です。
今後の離婚の条件を、あなたの希望通りの結果に沿って決められるどうかは、調査報告書の質が大きく関わってきます。
そのためにも、調査報告書のサンプルは依頼前に必ず確認するようにしましょう。
浮気調査の依頼は調査実績のあるアステル探偵事務所へ
アステル探偵事務所では、カウンセラーがご相談内容をヒアリングし、最適な料金を提示します。
また14,000件以上の調査実績のある調査員により、法的にも有効な調査報告書を作成します。
そして、調査後の弁護士の手配など、実際にどうしたらいいのか?のお悩みや質問も丁寧にサポートさせていただきますのでご安心ください。また、料金も明確にご提案し、もし調査が延長になった場合でも延長料金や調査にかかった経費や諸費用を明確にご説明いたします。
また、遠方の方であればこちらからカウンセラーがお近くまで伺いカウンセリングをするため、交通費がかかることもありません。これからの夫婦の関係をきちんと考えたいとお悩みの方は、まずは無料のご相談、お見積りをどうぞ。0120〜のフリーダイヤルですので、通話料の心配もなくご相談いただけます。
まとめ
今回は浮気調査の依頼に関する一連の流れを紹介しました。
現在、国内には多くの調査会社があり、その数は平成30年度の段階で5852にも及ぶ業者が公安委員会に届出を行っています。これら多くの調査会社の中から、あなたの望みを必ず叶えてくれる調査会社を選ぶというのは、簡単な作業ではありません。特に東京、神奈川、大阪、福岡などの大都市には調査会社や興信所の事務所が多数あります。
多くの調査会社は、ネット上のHPで調査に関わる内容や金額面などの情報を開示しています。
ネット社会の現在だからこそ、ネット上に開示されているこれらの情報は、しっかりと確認した上で、きちんと対応してくれる調査依頼を行いたいですね。
夫や妻との関係をきちんと解決するためにも、事前に複数の調査会社をピックアップしておき、無料相談で1社ずつ雰囲気をつかみながら、いくつか見積もりをとった上で依頼を行うようにしましょう。