浮気調査を自分でする方法とは?その際に必要なものを探偵が解説

浮気調査を探偵や興信所に依頼する場合、たとえそれが相場どおりだったとしても、まとまった費用が必要となることが多いです。そこで自分で証拠を探そうと思われる方も多いと思いますが、そもそもパートナーの浮気や不倫の調査を自分ですることは可能なのでしょうか?

実は簡単な調査であれば今からすぐにでも始められます
この記事では、自分で浮気調査をするやり方や、それぞれの方法のメリットやデメリット、そしてその際に必要なものを、経験豊富な調査員が解説していきます。

自分で浮気調査をするために必要なものとは?

自分で浮気調査をするには、まず何が必要でしょうか?
それは浮気が疑われるパートナーの「情報」です。では、具体的にどのよう情報を集めればいいのでしょうか。ここでは、ポイントをまとめてみましょう。

相手の変化は浮気のサイン

浮気の情報を手に入れるために必要なものは、相手の日常の変化に気づくことです。日常の変化は浮気していることを察知できるサインになる場合があります。

まずは、浮気をしていると断定はできない、可能性の低いサインからみてみましょう。

・最近、普段の会話の内容が変わった
・スマホを見る時間が増えた
・見知らぬ場所での動画がスマホに入っていた
・電話やLINEの返事が遅い
・以前と違う服を着るようになった
・メガネやアクセサリーが変わった

このような変化は、比較的に可能性が低く、これだけで浮気を特定するのは、まだ早急です。
続いて、次のようなことがあると浮気を疑ってもいいというサインをご紹介します。
・仕事帰りに石鹸の臭いがした
・長い髪の毛が付着していることが増えた
・「愛している♡」という知らない相手からのLINE通知を見た
・衣服に口紅などの化粧品が付着していた

これらの変化に気付くことができたら、浮気をしている可能性がかなり高いと言えます。

また、こういったサインが積み重なると浮気を確証できる証拠となってくるので、浮気を疑っているのなら、上記のようなサインがみられないか、まずはあなたのパートナーの日常の変化に気を配りましょう。

身近な情報から収集

浮気のサインについてはわかりましたが、それ以外に証拠となる具体的な情報はどのように集めればいいんでしょうか??

まずは自宅や、自分の周りにある身近な情報から収集するのがオススメです。

例を挙げると

  • SNSは利用しているのか?
  • レシートの中身の確認
  • 給与明細の確認
  • 車の中を調べる

このような相手の身近な情報を収集していきます。

では、一つひとつ見ていきましょう。

SNSは利用しているのか?

SNSは浮気に便利なツールの1つで、LINEの無料通話や、TwitterのDM(ダイレクトメール)などを使って、浮気相手と連絡を取ることができます。
ここで調べるのは、どのSNSを使って浮気相手と連絡を取っているのかではなく、まずはどのようなSNSをメインで使っているのかをチェックしてみましょう。

日頃のコミュニケーションで、さり気なくSNSの話題を振って確認してみてください。
使っているSNSを特定できれば、特定したSNSに的を絞ってコメント・やり取りなどをチェックしていきましょう。

レシートの確認

レシートは実は浮気を想定できる様々な情報が記載されています。

  • どのような店を利用したのか?
  • いつ利用したのか?
  • 何を買ったのか?

などの基本的な情報が手に入るからです。

また、レストランなどであれば「何人で利用したのか?」もレシートに記載されている場合があります。
「いつも行かない店を利用している」「この日は残業で会社にいたはずなのに」など、相手の日常生活をイメージしながら、レシートの情報を確認してみましょう。
全てのレシートを残す必要はありませんが、なんとなく疑いのあるレシートがあれば、それは浮気の情報となる可能性が高いです。

給料明細の確認

浮気は仕事中や休日に行われる可能性が高いですが、仕事に関する情報は、給料明細からある程度確認することができます。

具体的には「残業・休日手当て」「有給の残日数」などです。
いつも残業で帰りが遅かったり、土日も出勤しているのに、残業や休日手当てが思ったよりも少ない場合、仕事を名目に浮気をしている可能性が高くなります。

また、出勤したはずなのに実際は有給を使って仕事を休み、浮気していたというようなことも、有給の日数から推測できます。

車の中を調べる

車を所有している家庭の場合、その車が浮気に使われる可能性が高いです。
ですから、車の中には浮気の証拠となる物が残っている場合があるので、車の中はしっかりとチェックしましょう。

買い物のレシート
浮気相手の髪の毛
灰皿の吸殻の中身
ダッシュボードなどに置いてある忘れ物
避妊具

といったようなものが見つかれば、夫や妻であるパートナーも浮気を認める可能性が格段に高くなります。

また、所有している車にカーナビが取り付けてある場合は、カーナビの履歴もしっかりと確認しましょう。

カーナビの履歴を見ることで、どこに移動したのかわかるだけでなく、どういったエリアに行っているかなどもわかってきます。定期的にカーナビ履歴をチェックすることで、相手の行動範囲を把握することができるようになります。

そして、場所やエリアに変化があった場合、そのエリアが浮気に使われている可能性が高い可能性があります。
カーナビは操作で簡単に履歴を消せますが、履歴の消し忘れや、消せることを相手が知らない場合もあるので、同じ場所に出入りしている場所はチェックすることをおすすめします。

日常的な行動も要チェック

パートナーの日常的な行動からも、浮気の決定的な証拠を手に入れることはできます。

具体的に何がわかるのですか?

ここでわかる情報は「いつ」「どこで」浮気をするのかです。

例えば出社時間や帰宅時間を一定期間メモしておけば、「帰りが遅い」など時間のズレに気付くことができます。

このズレが生じた時間帯に、浮気をしている可能性が高いです。
同様に休日の外出の頻度などもメモしてチェックしてみましょう。
仕事帰りではなく、休日を利用して浮気しているケースもあるからです。

こうして日常的な行動をチェックしていくうちに、浮気をしている可能性が高いと思える日時を、ある程度自分の中で絞り込めるようになってきます。

浮気をした可能性のある日の出来事は細かくチェック

また、浮気をした日の出来事は、当然パートナーは嘘の内容で伝えてきますので、逆に仕事の内容や交友関係などを細かく聞いてみましょう。

ここで出てきた情報のつじつまがあうか、いままで集めた情報に照らし合わせて、相手が嘘をついているかどうかを確認していきます。
この場合、友人や知人に話を聞いてみるのも効果的です。
つじつまが合わない=「浮気を隠している」ことの裏付けになるので、こうなると確証を持って浮気する日時を絞り込むことができます。

自分で調査した証拠は裁判で有効?

自分で調査して手に入れた浮気の証拠は、慰謝料などの請求を行うための離婚裁判などでも有効になりますか?

結論から言うと、裁判の証拠としては効力が低い場合もあります。

離婚裁判で有効になる証拠は、法律上「不貞行為」と呼ばれる、浮気相手と肉体関係があることを証明できる必要があります。

具体的に裁判をする上で必要なものは

  • 不貞行為が行われた日時や場所、浮気相手の情報が詳細に記載された「文章」
  • 文章の内容が事実であることを特定するための鮮明な「写真」

主にこの2つです。
ですから、

・LINEでのトークのみ
・携帯電話の通話履歴
・財布の中にあったラブホテルのレシート
・使用した形跡のあるコンドーム
・一度だけ浮気相手と会った写真
・友人など第3者の浮気の目撃証言
・車内での異性のものと思われる忘れ物

などを証拠として提出しても、これらの証拠だけでは裁判で不貞行為を立証するには、十分な証拠の材料としては不足です。

しかし、これらの証拠は後に「どういった日時に」「どういった場所で」浮気するのかを明確にするために必要なものになってきます。
また、こういった情報を整理して推理することで、裁判でも有効になる証拠を手に入れることにつながるかもしれないので、しっかりと保管しておきましょう。

自分で浮気調査をするのはリスクも伴う

浮気調査も調査内容によっては、相手に調査していることがバレて警戒されてしまうリスクや、状況によっては調査内容が違法となるといったリスクがあります。それでは具体的にどのような点に注意すべきか見ていきましょう。

法律違反に気を付けよう

調査の内容によっては法律に違反してしまうケースがあります。
具体的な法律違反のケースを、以下の表にまとめてみました。
ストーカー規制法 ・直接相手を自分で尾行する
・GPSを使用し位置情報を確認する
不正アクセス禁止法 ・他人のPCのロックを解除しメールなどの中身を確認する
・他人のスマホのロックを解除しLINEの中身を確認する
住居侵入罪 ・別居中のパートナーの敷地内に許可なく入る
・浮気相手の敷地内に許可なく入る

では、実際にどういった浮気調査がこれらのケースに該当するのか、少し詳しく見てみます。

ストーカー規制法

相手を尾行する行為は、ストーカー規制法違反に該当する可能性があり、特に婚姻関係のないパートナーを自分で尾行する行為は、ストーカー規制法違反になる可能性が高いです。

尾行は感づかれて失敗するリスクも高いので、例え夫婦の関係であっても避けた方が無難です。
また、2021年のストーカー規制法の法改正によって、GPSを使用して位置を確認することはストーカー規制法違反となりました。

これはGPSだけでなく、位置情報を特定できたり、相手を追跡可能なアプリなども対象に入ります。
ですので、今後はGPSや位置情報を特定できるアプリは、決して浮気調査などで使わないようにしましょう。

不正アクセス禁止法

相手のPCやスマホの、IDや暗証番号によるロックを自分で解除し、メールやLINEなどを確認する行為は夫や妻という関係であっても不正アクセス禁止法に該当する可能性があります。

ただし、パートナーのPCやスマホのロックのかけ忘れや、画面が付けっぱなしの状態でメールやLINEを確認する行為は、意図的であっても該当しない場合もあります。

いずれにしても、パートナーのPCやスマホの中身を確認する行為は閲覧履歴などから感づかれるリスクもあるため注意しましょう。

住居侵入罪

許可なく他人の敷地内に入ると、住居侵入罪に該当します。

具体的には、別居中のパートナーや浮気相手の敷地内に勝手に入り、音声を録音するボイスレコーダーを仕掛けたり、撮影のため敷地内で待機する行為などが該当します。
また、尾行中に隠れるために他人の敷地内に勝手に入る行為も、これに該当する可能性があります。

どこまでが他人の敷地内に該当するのか判断に迷う部分が多いので、これらの行為は自分でやるのは避けるようにしましょう。

浮気調査を探偵に依頼するメリットとデメリット

尾行や追跡など、自分で調べるにはリスクの高い調査は、法律の知識や道具など必要なものも多くなるので、探偵や興信所などに依頼して契約するのも選択肢の1つです。
探偵や興信所を使うことで

  • 相手に感づかれないように証拠を押さえてくれる
  • 調査のために時間と労力が取られない
  • 離婚裁判でも有効な調査報告書を作成してくれる

などのメリットがあります。

浮気の証拠を探す手段として、探偵社の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

探偵に依頼するメリット

それでは探偵に依頼するメリットを具体的に見ていきましょう。

相手に感づかれないように証拠を押さえてくれる

重要な証拠を手に入れるため、自分で相手を尾行し決定的瞬間を写真に収めようとしても、経験の無い素人の我々では相手に尾行が感づかれる可能性が高いです。

その点、探偵や興信所の調査員は、相手を追跡し重要な証拠をリスクなく集めることが可能です。
尾行や追跡が必要となる証拠集めなどは、相手に感づかれるリスクを考慮すると日頃業務として行っている調査員に依頼した方が確実です。

調査のために時間と労力が取られない

相手を尾行し追跡する行為は、例え必要なものとなる特定できる情報が揃っていても、時には膨大な時間の中で相手を待つこともあります。これは探偵や興信所に依頼する場合も同じです。

ですが、この時間や労力をあなたが自ら浪費する場合、仕事やプライベートの時間を犠牲にする必要があります。
逆に探偵や興信所に依頼する場合、こういった時間や労力を気にすることなく、普段通りの生活を行いながら不安な部分を知ることができるため、探偵や興信所に依頼する大きなメリットになります。

離婚裁判でも有効な調査報告書を作成してくれる

離婚裁判では不貞行為が行われた場所や日時、そして浮気相手の情報といった内容が書いてある「文章」と、その文章が事実であることを特定できる「写真」が必要です。
この「文章と写真」を調査報告書という形で、調査終了後に探偵や興信所は作成し、そのまま離婚裁判に不貞行為を証明する証拠として提出することができます。

法的効力のある調査報告書を作成するノウハウを持っている点は、探偵や興信所を利用する大きなメリットの1つです。

探偵に依頼するデメリット

逆にデメリットは、探偵や興信所に依頼することで調査費用がかかることです。
特に長期間・長時間にわたって、最初から細かく相手の情報を仕入れる必要があるケースは、数十万円の料金が必要となることもあります。

探偵や興信所に依頼する前に、今まで自分で調べて手に入れた浮気の情報を「いつどこで」という観点で、必要なものだけをまとめて整理しておきましょう。
そして、整理した結果を細かく調査員に伝えることで、調査費用を安く抑えることもできます。

また、費用を抑えられるだけでなく、今まであなたの集めた情報は探偵や興信所に依頼する場合に、問題解決への近道になります。

浮気調査を探偵が行った過去の事例

ここでは探偵による浮気調査を過去の調査事例から、具体的な2つのケースをご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

過去事例①
▪︎依頼者 : 女性(40代)
【依頼内容】
夫が浮気を疑うような行動が多くなりました。仕事からの帰りも遅く、ひどいときは朝帰りをするときもありました。また、いろいろな理由をこじつけて仕事から帰ってからお風呂に入り、再び外出するなど、間違いなく浮気をしていると感じました。子供のことを考えると離婚はしたくありませんが、夫に浮気をなんとかやめさせたいと思い、相談しました。
【調査内容】
調査する曜日を相談者からの聞き取りで特定。毎週火曜日に会議で遅くなることが多いとのことだったので尾行し、浮気相手との密会現場を確認。写真と動画を撮影し、報告書にまとめ、予算内で結果を出ました。
過去事例②
▪︎依頼者 : 男性(30代)
【依頼内容】
最近、妻の行動がおかしいと感じることが多くなり、浮気を疑うようになりました。そこで寝ている隙にスマートフォンのロックを解除し、LINEを見てみると完全に浮気をしているやりとりがありました。浮気相手と会っていた日は、研修があるからと嘘をついて遅く帰ってきていました。それらの情報を持ち込んで、探偵社に相談しました。
【調査結果】
事前情報どおり、対象者である奥様は娘さんを保育園へ送った後、車で10分ほどのファミリーレストランへ出かけ、浮気相手と接触。その後、食事をすませてラブホテルに入りました。2時間の休憩タイムを終えて退店したことを確認したため、報告しました。

アステル探偵事務所では、14,000件以上に及ぶ現場での調査実績のある調査員が多数在籍している会社と強力なパートナーシップを結んでおり、お客様の要望に応じた浮気調査をさせていただきます。
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「浮気調査を行うときに必要なもの」のまとめ

浮気調査によって、確実な証拠を手に入れたら、具体的に行動する前に一度どうしたいのかを、じっくり考えてみましょう。
基本的な選択肢は「離婚」するのかお互いに納得した上で「復縁」するのかの2つです。
いずれを選ぶにしても、いろいろなリスクが考えられるので、情報をより多く調べて時間をかけてじっくり考えた上で今後の人生を進めていきましょう。

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