自分でできる不倫・浮気調査は、誰もがイメージできるやり方から、普通では気付きにくいやり方まで、その方法や手順は多種多様です。
この記事では自分自身でできるおすすめの浮気調査の方法や手順、またその際に生じる可能性のある法律に絡むリスクを紹介していきます。
浮気調査の種類とは?
そもそも浮気調査とは、パートナーに浮気の疑いがある場合に、浮気の事実確認や証拠入手を目的とした調査を行うことです。
- 浮気の事実を確認するための調査
- 浮気の証拠を得るための調査
パートナーの浮気を疑っていて「浮気の確証をつかみたい」という場合に行う浮気調査が「浮気の事実を確認するための調査」です。
事実を確認するだけなので、パートナーを尾行して写真を撮ったり、浮気相手の名前や住所を調べるといった、細かい調査はこの段階では必要ありません。比較的簡単にあまりお金をかけなくても自分で調査を行うことができるケースがあります。
「浮気の証拠を得るための調査」とは、パートナーが浮気している事実や、確証を実際につかんでいて、その後の「パートナーとの関係の修復」や「離婚成立」「相手への慰謝料請求」といった、実際の行動に移すための証拠を得る目的で行う調査のことです。
この場合、浮気相手と一緒に写っている写真や、浮気相手の名前や住所といった、具体的な情報が必要となるため、調査内容も複雑となり探偵に依頼するケースも多くあります。
まずはあなたが望んでいる調査のケースがどちらに該当するのかを確認してみましょう。
初めに、実際に一般の方がまず自分でできる浮気調査にはどんなものがあるのかを見ていきます。
浮気調査を自分で行う方法と使用アイテム
浮気調査を自分で行う方法を下にまとめてみました。
・財布の中身を確認
・クレジットカードの利用明細を確認
・給与明細を確認
・服やカバンの中身を確認
・PCやLINEを調べる
・前提として車を所有している
・車内を確認
・ドライブレコーダの映像を確認
・カーナビの履歴を確認
・一定の投資や技術が必要
・ボイスレコーダーを使って録音
・GPSを使って位置情報を確認
・自分で尾行する
ざっと挙げただけでも、自分で行うことのできる浮気調査はこれだけの種類があります。
グッズ不要でできる簡単な浮気調査
パートナーに口頭で確認
「パートナーに口頭で確認」する行為は、最もシンプルで効果的な浮気調査です。
ですがシンプルだからこそ、日常のコミュニケーションの一環として、いつでも簡単に行うことができます。
その際はできるだけ浮気をストレートに確認するのではなく、「昨日どこ行ってたの?」といったように、些細な疑問をオブラートに包む形で確認しましょう。
長年付き添ったパートナーだからこそ、声のトーンや仕草など相手の些細な変化で、嘘をついているかどうかを、直接確認できる場合もあります。
財布の中身を確認
「財布の中身を確認」することで、浮気の時に使ったレストランや、ホテルのレシートなどを見つけることができます。
具体的には
- 店名や場所
- 利用人数
- 利用時間
- 注文したメニュー
といった情報をレシートから確認できます。
いつも行かない場所を2人で利用していることや、普段注文しないメニューを頼んでいるなどがわかれば、パートナーの浮気を疑ってみましょう。
クレジットカードの利用明細を確認
また財布の中身をチェックすると同時に、「クレジットカードの利用明細」もあわせて確認しておきましょう。
利用明細からは
- 日時
- 店名
- 金額
- 毎月の利用金額の増減
といった情報が確認できます。
クレジットカードの利用明細では、レシートと同様に、日時や店名から前後のつじつまや、いつもと違う出費などを確認できるだけでなく、毎月のカード利用金額を、客観的に見ることもできます。
例えば、前月と比べると頻繁にクレジットカードが使われているといった時は、増加した金額が浮気相手とのデート代として使っている可能性があるということです。
クレジットカードの利用明細をチェックする場合、客観的な変化として利用金額の増減にも注目してみましょう。
給与明細を確認
普段の仕事帰りが遅いことで浮気を感じる方もいると思います。
そんな場合に有効なのが「給与明細を確認」することです。
給与明細の中でチェックする部分としては、残業・休日出勤といった手当がしっかりと付いているかどうかです。
営業職など時間に縛られない職種や、課長以上の管理職といった役職によっては、残業・休日出勤に手当が付かない場合もありますが、上記の職種や役職に該当しない場合、基本的に残業・休日出勤には手当が支給されます。
もしそれでも手当が付いていないということは、残業や休日出勤を口実に、浮気している可能性があります。
服やカバンの中を確認
財布の中身と同様に「服やカバンの中を確認」することで
・手帳のスケジュール
・内ポケットの中に残っていたレシートや避妊具
など、浮気を特定できる材料が出てくる場合もあります。
服やカバンの中には浮気を特定できるものがある可能性があるので、こちららも積極的に調べておきましょう。
PCやLINEを調べる
・浮気相手とのLINEメッセージのやりとり
・浮気相手が写った画像
・レストランなどのネット予約履歴
・インターネットの閲覧履歴
など、浮気を裏付ける様々な情報が手に入ります。
浮気相手とのメールや画像などは情報によっては浮気を裏付ける証拠にもなってきます。
PCやLINEが暗証番号によるロックが掛かってないことが前提ですが、PCを家族共有で使っている人や、パートナーがLINEやスマホ自体にロックを掛けていない場合、調べて見ましょう。
車に関わる浮気調査
次に浮気や不倫を疑っているパートナーが車を所有していることを前提とした浮気調査のやり方です。
移動の際に頻繁に車を利用する人ならば、高い確率で浮気相手を車に乗せている可能性があります。
調査の難易度はそこまで高くないので、パートナーが車を頻繁に利用する場合、積極的に調査してみましょう。
車内の確認
その中でも、最も基本的な調査となるのが「車内の確認」です。
具体的に確認する場所としては
・ダッシュボード
・サイドポケット
・グローブボックス
・灰皿
・座席の位置
などが、確認する場所になります。
「ゴミ箱」「ダッシュボード」「サイドポケット」「グローブボックス」を調べることで、高速道路やガソリンのレシート、行った覚えの無いレストランや買い物のレシート、浮気相手の髪の毛や落とし物、更には避妊具といったように、浮気を特定できる物が出てくる場合があります。
次に灰皿の確認です。
灰皿には浮気相手のタバコの吸い殻が残っていることも少なくありません。
いつも吸わないタバコの銘柄が出てきた場合、浮気相手が吸っていたタバコの可能性が高くなります。
また座席の位置も、確認しておきたい場所です。
位置が普段と大きく変わっていた場合、浮気相手が乗っていた可能性が高くなるからです。特に座席の位置の戻し忘れはよほど意識してないと忘れる事が多いので、普段から座席の位置を覚えておくと調査の際に効果的です。
基本的に車内の確認だけであればお金をかけずに調べることができるので、車を所有している場合上記の場所を積極的に調べてみましょう。
ドライブレコーダーの映像を確認
煽り運転など万が一の際に役に立つこともあるドライブレコーダーですが、この「ドライブレコーダーの映像を確認」することで、ドライブ中の映像や車内の映像を調べることができます。
設置するにはお金がかかりますが、「煽り運転が怖い」という理由を言えば、パートナーに疑いをもたれず簡単に取り付けることができるはずです。
もしドライブレコーダーを設置していない人は、今後の安全も含めて取り付けてみてはいかがでしょうか。
カーナビの履歴を確認
ドライブレコーダーと同様に、最近では車に取り付けている人も多いカーナビも、「カーナビの履歴を確認」することで、パートナーの行動範囲を確認することができます。
カーナビは操作で簡単に履歴を消すことができますが、消し忘れていたり、そもそも履歴を消せることを相手が知らない場合もあるので、車にカーナビを取り付けている人は、カーナビの履歴も確認してみましょう。
一定の投資や知識が必要な浮気調査
これから紹介する浮気調査は自分でやることもできますが、行う際にはアイテムの購入に関する一定の費用や知識が必要になります。
調査のやり方から、具体的な料金や、どういった点に注意すればよいのかをここでは紹介していきます。
ボイスレコーダーを使って録音
相手との会話を録音することができる、ボイスレコーダーは便利なアイテムで、この「ボイスレコーダーを使って録音」することで、浮気の証拠をつかむこともできます。
ボイスレコーダーを活用する重要なポイントは、相手に録音している事を悟られることのない状態で録音する事です。
なので、ボイスレコーダーを車内や自宅の一室に事前に置いておくのが最も効果的な使い方になります。
上手くいけばパートナーと浮気相手とのやりとりを、音声で確認することも可能です。
ボイスレコーダーは3千円~2万円程度で手に入りますが、相手にバレにくい小型のタイプや、ボールペンやキーホルダー形でカモフラージュしてあるタイプが、相手に気付かれにくいのでオススメです。
またその中でも、仕掛けておくという性質上、バッテリーの時間が長めのタイプや、ある程度録音の音質が高いタイプを選びましょう。
GPSを使った浮気調査は違法になる可能性があります
GPSを使った調査がメインの探偵社は、いまだに多くあります。
GPSは、発信器から発生する電波を衛星がキャッチし場所を特定しますが、専用の小型のGPS発信器を設置することで、「GPSを使って位置情報を特定」する浮気調査が可能になります。
ただ、令和3年5月26日にストーカー規制法の法改正が行われ、GPSは探偵社や興信所など、届け出を出している業者による浮気調査であっても禁止となりました。
ですので、GPSは浮気調査などで使わない踏査会社が増えてくるかもしれません。
相手を直接尾行する
浮気調査と聞いて最初にイメージするのが、「相手を直接尾行する」浮気調査ではないかと思います。自分でパートナーを直接自分で尾行することで、上手くいけば簡単に浮気の証拠をつかむことができます。
簡単と言いましたが、それはあくまでも相手に尾行しているのがバレていない事が前提です。バレてしまえば相手は警戒し浮気の証拠を残さなくなるからです。
実行するためには、相手に感づかれないための変装や、尾行のテクニック、カメラなどの撮影道具が必要なため、非常に難易度が高い浮気調査だとも言えます。
直接尾行して調査する場合は、できるだけ自分でやるのではなく、プロである探偵や興信所に依頼して調査してもらうようにしましょう。
ここでは浮気調査のやり方を紹介しました。そして浮気調査を行う上で、最も気を付けたいのは、相手に感づかれないようにすることです。
バレていないからこそ相手は証拠を残しますが、もしバレてしまうと相手も警戒してしまい証拠を残さなくなる可能性があります。
違法行為に注意!浮気調査のリスクとは?
浮気調査のリスクは色々ありますが、その中でも特に気を付けたいのが、行った調査が違法行為に該当するかどうかです。
違法行為に該当することで、得た証拠が無効になるだけでなく、刑事罰として処罰される可能性もあるため、自分で浮気調査を行う際には、その行為が違法行為に該当しないかどうかを把握してから調査を行いましょう。
具体的には以下の法律に触れる場合があります
②暴力・脅迫行為
③住居侵入罪
④ストーカー規制法
①「不正アクセス禁止法」
IDやパスワード・暗証番号などを特定し、ロックのかかったスマホやPCなどに本人以外がアクセスして、不正に情報を得ることで適用される場合があります。
具体的にはロックのかかったPCやスマホ・LINEの暗証番号を特定し、中を見ることは不正アクセス禁止法の違法行為に該当する可能性が高く、3年以下の懲役、または100万円以下の罰金となるため注意が必要です。
②特定した浮気相手に対して浮気をやめさせる
「暴力・脅迫行為」を行うと、刑法上の傷害罪・脅迫罪に該当する場合があります。
刑法上は2年以下の懲役、または30万円以下の罰金となり、また相手から損害賠償を請求される可能性もあります。
③「住居侵入罪」
刑法130条の規定される罪で、正当な理由がないのに他人の住居に侵入した場合に適用されます。
例えば浮気相手の自宅に侵入し、直接、浮気相手に浮気を問いただす行為です。
また別居中のパートナーの家に侵入し、ボイスレコーダーを仕掛けるといった行為も、この住居侵入罪に該当し、住居侵入罪は3年以下の懲役、または10万円以下の罰金が適用されます。
④浮気調査のためにパートナーを尾行する行為
「ストーカー規正法」に該当する場合があります。ここで注意が必要なのは、ストーカー規正法は夫婦である配偶者が含まれます。
尾行された相手が警察に申告し、警察の警告を受けた後も、尾行をする行為を続けた場合、ストーカー規制法により、最大で2年以下の懲役、または200万円以下の罰金が適用される可能性があります。
またストーカー規正法の法改正で、GPSを浮気調査で使うことは禁止となりました。
GPSは自分で利用すると違法行為になるため、GPSはご自身では利用しないよう注意しましょう。
浮気調査を行った後の対応策
浮気調査が終わった後は、自分が望んでいる方に向けて行動を開始しましょう。
大きく分けると、
- 復縁の方向で話を進める
- パートナーと離婚・別れる
のいずれかになる可能性が高いケースがほとんどです。
調査で得た材料を元に、パートナーの浮気を止めさせ、お互いの関係を良い方向に持っていく場合、相手が浮気を認めて反省しているのはもちろん大事ですが、一番大事なのは、相手が望んでいるのかどうかです。
時間をかけてパートナーと話し合いながら、パートナーが復縁を望んでいるのかどうかを見極めていきましょう。
また、パートナーとの生活には見切りをつけて、新生活を行うのも選択肢の1つです。
婚姻関係を結んでいる相手が不貞行為=肉体関係を伴う浮気を行った場合、不貞行為を証拠で立証することができれば、法的に婚姻関係を解消することができます。
調査の目的が、そもそも離婚や別れることを目的としているのであれば、調査の内容はそれに必要な証拠集めが中心になっていくケースが多数です。
そして離婚の際には・慰謝料・親権・養育費・財産分与など、色々な取り決めが発生するので、まずは弁護士などの専門家とよく相談して、少しでも問題を解決に近づけるようにしましょう。
浮気調査を探偵に依頼するメリットは?
また、探偵や興信所は調査の経験が豊富なのでパートナーに感づかれるというリスクがなく、調査を行うことに長けている点も大きなメリットです。
そして探偵や興信所を使うことで、相談者の心理的な面をサポートしてくれたり、訴訟で有効な報告書の作成や、調査後の具体的なアドバイスなどをしてくれる点も、探偵や興信所を使う大きなメリットになります。
探偵を使う唯一のデメリットは費用面です。一般的な相場として完全に探偵に依頼するのであれば、数十万円の費用がかかることもありますが、【短時間調査向けの時間制】【パック料金】【成功報酬型】など、自分のプランに合ったものを選ぶことで、調査費用を安く抑えることができます。
また、全国に事務所を設置している調査会社も多く、東京、大阪、福岡などの大都市はもちろん、遠方だとしても0120〜のフリーダイヤルにてご相談を受け付けている会社が多数あります。
全国に名のある大手の調査会社や口コミのランキングなどで見積もりを依頼する前に、調査目的や内容が明確であるほうが調査もしやすいので、まずは自分でできる調査と併用して、少しでも情報を集めておけば探偵に依頼する際の金銭的な負担を減らすことができる可能性が高まります。
アステル探偵事務所はお支払い方法のご相談や、調査後にもカウンセリングなどのアフターサポートなどのサービスも行っています。
まとめ
この記事では自分でできる浮気調査のやり方やリスクを中心に紹介しました。
現状不安を抱えていらっしゃる方が調査を行う前に大事なのは、事前に調査目的を明確に定めておくことです。。「浮気の事実を知りたい」や「浮気の証拠を押さえたい」といったように、目的を定めておくようにしましょう。
高額なカメラや機材を揃えたが証拠が取れなかった、という依頼者のかたもいらっしゃいますが、まずは自分の置かれれている状況を整理し、ここでも紹介したリスクに注意しながら、どこまでの範囲を自分で行うのかを定めておくと、調査をスムーズに進めていくことができます。