探偵の素行調査や行動調査の内容は多種多様です。ただ、依頼したくても方法がわからない、また、得られる情報にも不安がつきまといます。
この記事では、探偵に依頼をすることでどういった内容がわかるのか?また調査方法の詳細について解説します。
探偵や興信所が行う素行調査とは?
素行調査とは、依頼された対象者の行動を調査することです。探偵事務所の調査員が、「尾行」や「聞き込み」を行い、調査対象者の行動履歴を確認して証拠を押さえるというものです。証拠を掴むために写真や動画で記録を残すことが一般的です。例えば、浮気や不倫調査も素行調査の一種ですが、ホテルの部屋の前まで追跡し、決定的な瞬間を撮影します。
そのためには、遠方への尾行もいとわず、飛行機や新幹線での移動も決して珍しくはありません。全国津々浦々まで尾行等を行い必要な情報の取得に努めます。
素行調査を探偵に依頼して分かる内容
探偵に依頼される相談は、浮気や不倫、身元確認、従業員の素行調査だけに限られるわけではありません。このほかにも様々な依頼が寄せられます。
そこで弊社がこれまでに依頼された主な内容を紹介します。
- 恋人や婚約者の浮気や知人関係
- パートナーに前科がないか
- 対象者に反社会的勢力との繋がりがないか
- 外回りの社員がきちんと仕事をしているか
- 企業における社員の横領疑惑の調査
- 保険金の不正受給が行われていないか
- 取引先の会社の実態
- 失踪者の側索
- 子どもがイジメられてないか
- ストーカー、盗聴、盗撮、その他の犯罪被害の調査
上記のケース以外にも相談次第で調査してもらえる可能性があります。まずは探偵事務所に問い合わせをしてみましょう。
プロの探偵が行う素行調査の方法
依頼内容を確認する素行調査は足で稼ぐことが基本です。探偵の調査員が徹底的に周辺調査を行い、確証の高い証拠を入手します。これを繰り返しながら真相に迫っていきます。
探偵が行う素行調査の方法は3つに分類されます。
①張り込み
配偶者の行動を把握します。多くの場合、調査員2人が交代で、夫や妻の職場周辺で張り込みを行います。建物などの出入口を事前に確認し、不審者と思われないように車中などで行動観察をすることもあります。
少し離れた場所でも、スマホのズーム機能や双眼鏡を使い、常に監視を続けます。
②尾行
張り込み後は、退社した配偶者の追跡調査が実行されます。これがいわゆる尾行です。飲食店やバーなどに立ち寄れば、調査員も店に入り観察をすることもあります。配偶者が異性と2人きりの同席なら、その様子を写真などに記録します。相手の顔や服装をしっかりと確認し、浮気対象者としてその人物の尾行をはじめます。
対象者が帰路に、電車や地下鉄、バスを利用すれば調査員も同じく公共交通機関を使います。適度な距離感を保ち見失わないことが調査員に求められます。
突然のハプニングにも冷静に対応でき、対象者に気づかれないことは素行調査の根幹部分です。
③聞き込み
浮気対象者の住所が分かれば、氏名、年齢、職業、家族構成を調べていきます。聞き込みが難しいところは、直接的に聞くことができないので、対象者周辺への間接的な聞き込みが基本となります。
対象者がよく立ち寄るお店やスポーツジムなどがあれば、そこのスタッフから不信感を抱かれないように個人情報を聞き出します。これにはコツがあり、調査員が客を装いながらそこに馴染む形で、上手く情報を入手するとのことです。
探偵事務所では、「張り込み」「尾行」「聞き込み」の3つを繰り返しながら、依頼内容の証拠固めを行います。その結果として、法的に有力な証拠を抑えることができるのです。
素行調査では成功率と、それを実施する調査員の行動力がとても重要です。この点は、探偵社を見極めるポイントとして心がけておきたいものです。
探偵に依頼するメリット・デメリット
探偵に依頼してもメリット・デメリットが存在します。
大まかにまとめると次のようになります。
(配偶者等には知られているため)
自分の素行調査にかかる時間や労力がない
(仕事や家事の時間を奪われない)
個人情報の漏洩のリスク
(探偵所事務所の信頼性)
法的効力のある報告書を作成してもらえる
(裁判判決を左右する)
調査報告書の結果に満足できない可能性
(探偵事務所とのトラブルに発展する可能性がある)
調査から裁判までの流れがスムーズ
探偵事務所が行う素行調査の方法は3つに分類されますました。
「張り込み」「尾行」「聞き込み」の3つです。
この3つを自分ですることは極めて困難です。また、実際に行動することでバレてしまう可能性があります。ところが探偵に依頼すれば調査対象者に顔がバレてしまうことはありません。
素行調査の結果、配偶者の浮気や、社員の横領疑惑を突き止めても、裁判で疑惑をかけられた被告が事実を否定することはよくあることです。この状況を打破するには、原告(調査依頼者)が集めた「証拠の質」が重要になります。
疑惑の根拠である写真や動画が残せれば、裁判官からの心証はよくなり、提出された証拠が法的効力をもつことになります。
探偵社が作成した報告書というのは、単なるまとめられた資料ではなく、裁判資料としての効力を発揮することになり、過去の判例からも証明されています。
これらを考慮すれば、素行調査は探偵に依頼することがもっとも効率的ですね。
調査費用には注意が必要
探偵事務所に依頼するデメリットは費用の問題です。
10日間依頼すると、およそ150万円前後といわれています。200万円を超える金額になることもありますが、平均すると140万円から160万円の間が中央値になっているようです。
1日あたりで計算すると15万円ほどになります。
この金額を依頼日数で掛けると合計金額を計算することができます。1日あたりでみても高額な金額になっていることが分かります。
※話題になっている「アステル探偵事務所」の料金を具体例として紹介します。
1時間あたり1人の調査員で9,900円。これを基本に「パック料金」がお得になっています。
ところが視点を変えてみると、この料金で配偶者と離婚できたり、従業員や勤務先の横領が証明できれば、結果的にコストは低くなる可能性があります。
調査費用も長期的にみれば、コストパフォーマンスが良いものだといえるのではないでしょうか。無料プランやサービス等の言葉に惑わされず、高くなる料金、費用であっても先々のことを考え、普段の生活を取り戻せるようにしたいものです。
探偵事務所を選ぶポイント
素行調査を探偵に依頼することは、メリットとデメリットの両面があります。あとで後悔しないためにも、探偵事務所の潜在的な能力を見極めることが必要です。
例えば、「アステル探偵事務所」では、圧倒的な調査力をもつ日本一の調査会社と強力なパートナーシップを結んでおり、特にバイクでの調査では他社とは比較にならないことが特徴になっています。
このような特徴や特性を見極めることで、依頼する目的との整合性が見つかるはずです。
探偵の調査費用は企業によりそれほど違いはないものです。ただし、調査会社の特色はかなり違います。調べる能力や最新の機材の所有の有無等を重視して頂ければ、探偵事務所を選ぶポイントが分かるようになると思います。
まとめ
探偵事務所へ相談する時は、調査方法や費用の見積もりを納得するまで聞きましょう。そして複数の探偵に概要を依頼して比較するようにしてください。また、調査報告書についても結果に至るプロセスや理由の説明を求めたいものです。調査料金が高いだけにトラブルや見解の相違が生じかねません。それを回避するためには、信頼と安心できる事務所を探していただけれればと思います。
探偵との契約に際して本記事を参考にして頂ければ幸いです。