自分自身でパートナーや配偶者の浮気調査をする際、ドライブレコーダーや室内用カメラ、変装アイテム、浮気調査スマホアプリなどのグッズを使うと効果的です。グッズそれぞれに様々な種類や特徴があるので、自分に合ったものを選びましょう。この記事では現役の探偵がおすすめする、自分でできる浮気調査グッズについて紹介します。
パートナーの浮気を調べる時に役立つグッズを紹介
パートナーの浮気や不倫を疑っている場合、探偵や興信所などの専門機関に依頼する前に、まずは自分で軽く浮気の有無をチェックすることができます。浮気の証拠を予め手に入れておくことでその後の調査もやりやすくなり、また離婚などを見据えた裁判となった場合にも慰謝料の請求などに役立ちます。
具体的には、次のようなグッズがあります。
・ボイスレコーダー(ICレコーダー)
・室内用小型カメラ
・変装
・精液検出液
・GPS機器
・浮気調査スマホアプリ
ドライブレコーダー
商品によって違いはありますが、基本的なドライブレコーダーの機能は以下の通りです。
録画機能 | ・車の前後左右や車内の様子を録画保存できる ・SDカードに録画内容が保存されている場合は、SDカードを外せば、どこででも録画内容を確認できる |
録音機能 | ・車内の会話を録音できる |
GPS機能 | ・パートナーの位置情報や移動経路が分かる |
遠隔監視 | ・リアルタイムで車内の映像や音声を別の場所で確認できる |
特に録画機能に関しては、
常時録画タイプ | ・エンジンをスタートさせると電源が入り、録画できる |
衝撃感知タイプ | ・衝撃があれば、衝撃から遡って数十秒前の記録を残す ・電源が入っている間はずっと録画している ・8時間録画し、8時間以降は上書きするものもある |
モーションセンサータイプ | ・カメラの前で手や物が動くと録画が始まる |
という機能を内蔵したドライブレコーダーもあります。
AKEEYO AKY-E1 | ・エンジンと連動しており、エンジン始動後、エンジンが消えるまで録画される ・microSDカードの容量が満杯になると、ロックしていない古いファイルから自動的にデータを上書きする ・「ループ録画」が搭載されている ・逆光や夜間でも映像が綺麗に録画できる |
Changer FHD 1296P | ・降圧ケーブルを使うと24時間動画を記録できる ・専用のプレーヤーを使うと、スピードを変えて再生できる ・「省電力モード」にすると、約30~50%電力を節約できる |
Hihiccup 1296P | ・1年間の品質保障付き ・「高速録画システム」付きで、エンジンを付けるとすぐに録画が始まる ・直射日光や70℃までの高温、-10℃の低温でも使用可能 |
高性能なGPS機能や録画機能があることで、浮気相手の自宅や浮気相手の顔なども分かることがあります。
ボイスレコーダー
ボイスレコーダーは、周辺の音声を録音や保存できる機器です。浮気調査以外でも、仕事中に会議の内容を録音したり、講義中に講話を保存したりと、様々な用途で使用できます。浮気調査では、自宅や車などパートナーとの共有の所有物などにこっそり忍ばせておくと、パートナーが誰とどのような会話をしているのか、などを録音できます。
また、盗聴器と似ている面もありますが、盗聴器は【送信機】【受信機】の両方が必要です。しかし、ボイスレコーダーはあくまで音声を録音や保存するためのものなので、受信機と送信機の両方の機能がある盗聴器に比べると値段を抑えて購入できます。
ボイスレコーダーには様々な種類があります。
・小さく、目立ちにくいもの
・小さくない場合は、時計や眼鏡など、置いておいても違和感がないもの
・バッテリーや保存の容量が大容量なもの
などです。
バッテリーや保存の容量は各ボイスレコーダーによって異なり、中には24時間以上連続収録できるものもあってとても便利ですし人気です。
また、ボイスレコーダーには一般的なもののほかにUSB型やペン型など、様々なタイプのものがあります。それぞれのタイプ別にオススメの商品をご紹介します。
●DEXION ペン型
・ペンの頭を押すだけで録音や保存できる
・使用中に充電が無くなると、自動的に録音ファイルを保存する
・「ノイズキャンセリング技術」搭載で、録音時に周囲の雑音を自動的に軽減し、人の会話を聞きやすくする
【ペンダント型】
●DEZION ペンダント型
・30時間連続で録音できる
・ペンダント型なので目立たない
・録音操作が簡単
室内用小型カメラ
パートナーが浮気相手を自宅に呼んでいる場合、自宅に小型カメラをこっそり置いておくことで、浮気相手の顔や会話、場合によっては性交渉の様子なども撮影できる場合があります。それらは浮気の有力な証拠になります。
人気の室内用カメラには、以下のようなものがあります。
もし自分が普段からメガネを幾つも使用しているなら、メガネ型カメラを自宅の本棚などに置いておけば、気付かれずに録画することができます。
他にも、
- クラッチバッグ型
- スマートウォッチ型
- ライター型
- ミントケース型
- ハンガー型
- スマホ充電器型
などがあります。
自宅の間取りやライフスタイルに合わせて、最適なものを選びましょう。
変装アイテム
自分で直接尾行や張り込みをするなら、パートナーに感づかれないように「変装」しなければいけません。変装では、特に目元と口元を隠すことが大事です。そのため、帽子、メガネ、コンタクト、普段着ないような服、マスク、マフラー、ウィッグ、カツラなどのアイテムを使用するとバレづらくなります。
ただし、サングラスや不自然なロングコートなどは避け、あくまで自然な変装にとどめておきましょう。
精液検出液
下着やベッド、ソファなどについたシミが精液かを判定するもので、【浮気検査キット】【浮気検査薬】と呼ばれることもあります。
具体的には、
などがあります。
男性用避妊具を付けずに性交渉をした場合、女性はその後にシャワーを浴びたりしても、数時間は体内に精液が残っています。また、男性自身も、性交渉後に体内に残った精液は下着に付着することがあります。
精液検出液は、精液内のタンパク質に反応して色が変化し、その液体やシミが精液であることを示します。ただし、男性の場合は精液が出たのが性交渉の証拠とは限らないので、注意が必要です。
GPS機器
GPS機器は、パートナーなど相手の承諾を得ずに使用して位置情報を取得するとストーカー規制法に抵触する恐れがあります。しかし、夫婦間の共有財産である車などに取り付けるのであれば問題はありません。
GPS機器には、GPS発信機やGPSロガーなどがあります。
「GPS発信機」は、リアルタイムでパートナーの居場所を知ることができます。そのため、パートナーがラブホテルなどに入ったことが分かれば、パートナーがラブホテルから出て来たタイミングで待ち伏せすれば、パートナーは言い訳ができません。
「GPSロガー」は、パートナーの過去の位置情報や移動記録を確認できます。記録したデータを後から見返せるので、パートナーが浮気していそうな週末や終業後などの位置情報や移動経路を後でまとめて確認し、パートナーの行動履歴の裏付けができます。
ここからは、GPS発信機とGPSロガーそれぞれについて詳しくご紹介します。
GPS発信機
・古いものや精度の低いもの、機能が少ないものは検索頻度が1分以上かかることがある
・精度の高いものは10~30秒おきに位置情報を取得し、地図上にその位置情報が表示できる
・10秒間隔で位置情報が取得できるとパートナーが車などで移動中でも追跡しやすい
・あらかじめ設定しておいた場所にパートナーが出入りした時、もしくはその場所を通過した時などに通知が来る
・浮気相手の自宅やパートナーの勤務先などを設定しておくと、浮気相手の自宅に出入りしたタイミングや勤務先を出たタイミングなどが分かる
・GPS機器の振動や移動開始を検知し、知らせてくれる
・GPSを車などに設置すると、その車が移動するとGPSが振動を感じてGPS設置者にパートナーの移動を知らせてくれる
・車が停車や駐車をし、振動が止まった時もGPS設置者に知らせてくれるため、パートナーがどこで止まったのかが分かる
などの機能が商品によってあります。
次にオススメの商品をご紹介します。
トラッキモe | ・最短10秒間隔で連続検索ができる ・海外でも使用できる ・強力な磁石付きで車でも使える |
Pro-NEXT | ・10秒更新 ・滞在時間が分かる ・車外用防水マグネット付き |
CloudGPS | ・最大15日間連続で稼働する ・静止状態では最大で60日間待機可能 ・取り外された場合は通知される |
GPSロガー
・高度気圧計機能付き
・耐久性が高い
・軽量
・海抜や日時が表示できる
・防水性がある
・電子コンパス機能付き
・地図機能搭載モデル
・ログ間隔を短く設定することで細かい移動経路も後で確認できる
・小型
・24時間体制でログが確認できる
・車に取り付ける場合は防水性がある
・バッテリーが長持ちする
・GPSの圏外時でも追跡を続け、再び電波が戻った時に、圏外時のパートナーの移動履歴を確認できる
・地図上で、パートナーと自分それぞれの位置情報を知らせてくれるため、パートナーと自分との距離や方角などが分かる
GPSロガーには上記のようなものがあります。
浮気調査には、小型のものなど浮気調査用に使えるものを使用しましょう。
・本体の内部にメモリが内蔵されている
・バッテリーの持ちがいい
・ディスプレイがないので、コンパクト
・ディスプレイがないため、本体だけでパートナーの位置やログの確認ができない
・本体にディスプレイがあるため、簡単にパートナーの位置情報などが確認できる
・メモリ内蔵タイプよりサイズが大きい
・バックライト機能付きでディスプレイが見やすいものがある
小型GPSロガーには上記のようなものがあります。
先ほども書きましたが、法に触れないためにもGPS機器は、夫や妻と共有している財産に設置して使用するようにしましょう。
浮気調査スマホアプリ
スマートフォンに浮気調査のアプリをダウンロードすると、パートナーの居場所や移動経路、その場所での滞在時間などが分かります。
おもなアプリとしては、
- Cerberus(Android)
- Android Lost(Android)
- Life 360(Android)
- Prey Anti Theft(iPhone)
- PushBullet(iPhone)
- AirDroid(iPhone)
などがあります。
アプリによっては、遠隔で映像や音声の撮影ができたり、過去の移動経路が分かります。また、5分おきなど定期的にパートナーの居場所を自動通知してくれる機能があるアプリもあります。
自分で浮気調査をする際に注意すべき点
パートナーの浮気調査はグッズを使えば簡単に行えることがお分かりいただけたと思いますが、自分自身で浮気調査をする際には注意点もあります。
それはもちろん「パートナーに感づかれないようにする」ことです。当然のことですが、浮気調査はパートナーに感づかれることは絶対に避けなくてはいけません。
例えばいくら性能が良い小型カメラでも、普段全くメガネを使わない人が突然メガネ型のカメラを購入するのは不自然です。感づかれないように小型GPSや小型のボイスレコーダーをパートナーのカバンに忍び込ませるなど、用心しながら証拠を集めるようにしましょう。
また、素人が浮気調査をすると法に触れる可能性があるので気をつけなければいけません。次に、違法になる可能性がある浮気の調査方法について見ていきましょう。
違法になる可能性が高い浮気調査
自分自身で浮気調査をすると、知らず知らずに以下のような違法行為をおこなうリスクがあるので注意しましょう。
ストーカー規制法違反 | あまりにしつこく尾行したり、相手が恐怖心を抱くほど張り込みなどをしたりする |
プライバシーの侵害 | パートナーの浮気への不安などをSNSに書き込んだりする |
住居侵入罪 | 無断で、パートナーの自宅や敷地内にカメラなどを設置する |
不正指令電磁的記録供用罪 | 無断でパートナーのスマホにアプリを入れたり、遠隔操作をしたりする |
迷惑防止条例違反 | パートナーや浮気相手につきまとう |
名誉棄損 | 浮気調査で知った情報を第三者に伝える |
また、GPSに関しては、GPS機器が使用する電波が強すぎたり、周波数に問題があったりすると電波法の基準から外れてしまう可能性があります。そのため、詳細がわからない場合はGPSの利用はできるだけ控えるほうが良いでしょう。
また、先述したように、ストーカー規制法の改正に伴い、たとえパートナーであっても相手の承諾を得ずにGPS機器で位置情報を取得することは規制対象になります。そのため、相手に無断でGPSを利用するのは避けましょう。
浮気調査グッズは、パートナーに感づかれると不信感を持たれてしまい、浮気の有無に関わらず関係が悪化する恐れがあります。利用するときは、細心の注意を払うことが大切です。
浮気調査をして得た証拠はどこまで法的効力がある?
自分で浮気調査をしても結果的に、
- 音声しかない
- 写真で、顔のピントがずれていたりなどして、相手が特定しにくい
- 証拠の日時が特定できない
などの場合は、法的には効力が期待できません。
また、GPSの位置情報はズレが生じている可能性もあるため、法的には浮気の証拠となりません。
法的に有効な証拠としては、パートナーが浮気相手とラブホテルに入っていく画像や映像、またパートナーが浮気相手と性交渉をしている音声など、第三者が見ても、性交渉があったことが推測できるものであることがポイントです。特に、法的に立証するには複数の証拠が必要になります。
つまり、たとえ様々なグッズを使ったとしても、浮気調査を素人が行うのは非常に難しいと言えるでしょう。
浮気の絶対的な証拠が欲しい場合は?
浮気の決定的な証拠を入手したい場合は、探偵社や興信所に浮気調査を依頼するのがオススメです。
その理由の一つは「探偵は相手に顔がバレていないので警戒されづらい」からです。また、尾行や張り込みをしても、探偵なら複数人の調査員が入れ替わりで調査を行なうので、更に顔がバレにくいです。
ほかにも「浮気相手の鮮明な写真も抑えられる」点も大切です。探偵社や興信所には望遠機能付きのカメラや、暗視機能付きのカメラなどがあり、夜間や雨天時、遠くからでも、パートナーや浮気相手、建物などを鮮明に撮影できます。
探偵社や興信所に浮気調査を依頼する場合の費用の相場は、以下のようになります。
・1時間の調査:約1万円
・1週間以上の調査費用:約60~120万円
ただし、パートナーが浮気しそうな日時が分かっていれば、調査時間を合わせ、調査費用を抑えられます。
裁判で使えるような証拠が必要な場合は、探偵社や興信所のような調査の専門家に依頼することが大切です。アステル探偵事務所では無料で相談できる上、報告書のサンプルや料金表をご提示し、各事案に合った調査方法や調査費用をご提案します。
まとめ
浮気調査はスピードが大切です。浮気調査グッズは様々あるので、この記事を参考にパートナーの生活パターンに合ったものや、使いやすいものを選びましょう。
ただし、自分自身で浮気調査を行うと場合によっては、調査していることがパートナーにバレたり、住居侵入罪などの違法行為に抵触したりすることがあります。その点、探偵社や興信所に依頼すれば合法的に浮気調査ができます。多くの探偵社や興信所では無料相談を受け付けていますので、まずは気軽に相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。