ここ数年、素行調査の需要は年々増加傾向にあります。これは国内のサービスが多岐に渡り、調査対象が拡大したことも大きな理由の1つです。この記事では素行調査を行う「目的」や調査を「自分でやる方法」、「探偵に調査を依頼するメリット」や、気になる「費用」などを解説していきます。

素行調査を行う目的とは?

素行調査は文字通り「調査対象者の行動」=「素行」を調べる調査になります。そして調査を行う目的は、依頼者にとって将来的に起こる可能性のあるリスクを未然に防ぐことを目的としています。

ではここで言うリスクにはどういったものがあるでしょうか?

例えば配偶者の浮気や不倫に限定し解説すると

  • 離婚によって生活環境が大きく変化するリスク
  • 不信感でお互いの生活が破綻するリスク
  • 子供の将来に影響を与えるリスク
  • 浮気による精神的な負担がかかるリスク

 

このようなリスクが生じる可能性があります。

このリスクを解消するために調査で浮気の事実関係の確認を行い、円満に解決するのか離婚するのかを選択した上で、場合によっては損害賠償を請求するという前提で、調査をするのが具体的な目的になります。

では配偶者の浮気調査以外に、調査をする対象者の種類にはどういった需要があるのでしょうか?

具体的には
・婚約者(結婚前調査)
・社員
・友人
・隣人
・恋人(彼氏・彼女)
・新入社員(中途社員)
・浮気相手
・単身赴任の家族
・別居中の家族
・取引先
・係争の相手
・ベビーシッター
・介護人
など、様々な人物に対して調査の需要があります。

ですから調査を行う場合は、対象者が誰であるのか、そして何がどういった形でリスクとなるのかを把握し、そのリスクを解消する最適な回答は何なのかを分析した上で、調査を行う「目的」や「理由」を明確にすることが重要です。

以下の記事では、調査を行う「目的」や「理由」という観点から、素行調査を行う意味を解説しています。
>> 素行調査や行動調査を探偵や興信所に依頼する意味とは?

素行調査を自分でやる方法

素行調査はもちろん自分で行うことが可能です。

例えば配偶者の浮気調査を例にあげると

  • 自分で浮気相手の情報を集め
  • 浮気する日を特定し
  • 特定した日に実際に尾行し
  • 浮気相手と会っている所をカメラで撮影し証拠を掴む

 

といった流れをイメージしてみて下さい。

POINT
①~②の流れは自分で行うことも現実的ではあるとは思うのですが、③~④といった対象者の尾行・追跡、現場を目撃し撮影するといった行為を行うためには、様々なハードルが伴うのは容易に想像できますよね。

ですから探偵や興信所に依頼する際のポイントは
「自分で調べられることは自分で調べる」
「自分で調べられないことは探偵や興信所に依頼する」

このように両者の役割分担が重要になってきます。

ですからまずは、自分で調べる調査にはどのような種類があるのかを把握し、探偵がどんな調査を得意としているのかを把握し、役割分担を明確にしていきましょう。

この記事では「自分で調査を行う方法」や「探偵に調査を依頼するメリット」などを解説しています。
>> 素行調査を自分で行うことは可能?その方法とデメリットを解説

素行調査を探偵や興信所に依頼する場合

素行調査を探偵や興信所に依頼しようと思った場合、探偵に依頼するのと興信所に依頼するのとでは、どのように異なるのでしょうか?

結論から言うと、現在では両者の行う調査内容や方法は同じです。

2007年に両者を対象とした探偵業法が施行されると、両者はこの法律の既定の範囲内で、素行調査を行うことが義務付けられました。ですから現在では、探偵事務所と興信所の両者は名称が異なるだけで、調査の中身は基本的に同じと考えて問題ありません。

では、素行調査を探偵や興信所に依頼する場合に、事前に知っておきたい情報にはどのようなものがあるでしょうか?

例えば

  • 素行調査を探偵に依頼して分かる内容
  • プロの探偵が行う素行調査の方法
  • 探偵に依頼するメリット・デメリット

 

これの情報は依頼を検討している人が、気になる点ではないかと思います。

この記事では上記3つの視点から、素行調査を探偵や興信所に依頼する場合に、知っておきたい情報を解説しております。
>> 素行調査を探偵に依頼する際の調査の内容や方法とは?

調査にかかる費用について

探偵や興信所に依頼する際に、依頼者がもう1つ気になる点は「依頼費用はどの位かかるのか?」という点だと思います。

調査費用は依頼する探偵事務所や興信所によっても異なりますが、一般的な相場は平均約30~100万円と言われていますが、調べる内容が「どんな内容か?」そして「どの位の期間調査するのか?」によって金額は大きく変わってきます。

ですから依頼者としては、少しでも調査料金を抑えたいと思うのが本音の部分だとは思いますが、あまりに安い調査料金では結果として調査のクオリティーが下がり、満足の行く調査結果を得ることができない場合もあります。

料金を抑えるうえで大事なポイント
・調査料金の内訳を知る
・調査料金の相場を把握する
・お得なパック料金などの料金体系を把握する
・上記を踏まえてどうやったら料金を抑えることができるのかを知る

これら4つが重要なポイントとなります。

この記事では探偵に調査を依頼する際に発生する「調査料金」という視点で、詳しく解説しております。
>> 素行調査にかかる費用はどれくらい?調査費用を抑える方法を解説

素行調査の実際の事例

弊社では様々な種類の素行調査を実際に行っています。先ほど述べたように調査の需要は年々増えていますが、その中でも需要が多いのが「浮気調査」「婚前信用調査」「社員の素行調査」の3つです。

浮気調査」とは婚約者や婚姻関係にあるパートナー・恋人などを対象とし、浮気の事実関係を確認したり、場合によっては裁判での係争を視野に入れ、実際に浮気現場などの証拠写真などを撮影するまでを含みます。

婚前信用調査」とは対象者を「婚約者」に限定し、婚約相手や相手の両親などの要望によって、婚約者の素性や素行を調べる調査です。

それに対し「社員の素行調査」は将来会社に損害を与える可能性のある社員を調査して欲しいという、企業の要望に応える調査になります。将来会社に損害を与えるという理由が、社員そのもの日常業務にあったり、他社への情報のリークやヘッドハンティングなど、競合他社が絡む場合もあれば、入社前の社員の素性をチェックするといったケースもあるなど、企業の調査依頼も実は様々なケースがあります。

この記事では調査の対象者を「婚約者」と「社員」に絞り、個別に特徴を解説した上で、実際の過去の事例を交えながら両者を詳しく解説しております。
>> 素行調査の過去の事例を、実際に調査した探偵が解説

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