結婚前調査とは、婚約を決めたパートナーの気になる素性を探る調査です。付き合っている段階では気付かない、将来に影響する可能性のある部分も、探偵に調査を依頼することで解決することができます。

この記事では結婚前調査に関する情報を項目別に詳しく解説しております。

結婚前調査を行う目的とは?

結婚前調査は将来結婚してから後悔しないために、婚約者の気になる部分を調査し、事実を明らかにすることで、結婚後という将来の不安を解消するのが調査の目的になります。

結婚前調査を行うケースは

  1. 婚約者の相手が調査を依頼するケース
  2. 婚約者の相手の親族が調査を依頼するケース

この2つのケースに大きく分けることができます。

①のケースでは、付き合っている段階で、婚約者に対して不安に思った部分や、どうしても聞くことができない部分などを、探偵に依頼することで事実確認を行います。
ですから調査内容も、ある程度項目を絞って調査するケースが多いのが特徴です。

それに対し②のケースでは、結納などの日本の習慣が薄れてきた昨今では、親族は婚約者と面識が無かったり、婚約者の情報が不足していることも多く、将来への不安を抱えた婚約者の相手の両親や親族が探偵に調査を依頼します。

POINT
このケースでは、対象者の情報が著しく不足しているケースが多いため、調査する範囲も婚約者に関する個人情報から日常に至るまで、幅広い範囲で調査をすることが多いのが特徴です。

調査でわかる内容

結婚前調査でわかる婚約者の情報は多岐に渡ります。
一例を挙げると「住所」「氏名」「年齢」「職業」などの基本的な情報から、「家族構成」「交友関係」「趣味嗜好」「普段の日常生活」などの少し踏み込んだ情報。

さらには婚約者が
・ちゃんと働いているか
・浮気や不倫をしていないか
・反社会勢力との繋がり 
・ギャンブル癖はあるのか 
・資産や借金の程度
・過去の婚姻歴
・金銭感覚がおかしくないか
・健康面は良好か
・宗教や思想

などの踏み込んだ情報まで、調査で確認することが可能です。

探偵に調査を依頼する際は、「漠然と婚約者の情報を知りたい」ではなく、「具体的にどういった婚約者の情報を知りたいのか?」をまとめておくと、調査も短期間でスムーズに終わらせることができます。

この記事では結婚前調査でわかる内容を詳しく解説しております。
>>結婚前調査を探偵に依頼した場合、調査で分かる内容とは?

結婚前調査を探偵や興信所に依頼する流れ

結婚前調査の依頼を受けた探偵は、事前に依頼者とヒアリングを行い、「どういった情報を知りたいのか」を明確にします。

依頼者が知りたい情報を踏まえた上で、調査対象者に関する情報を「聞き込み」で集め、事実を確認するために対象者を「張り込み」「尾行」し、依頼者のニーズに応える証拠を掴むのが探偵の調査です。

しかし調査に関する具体的な内容や、実際にどういった形で探偵に依頼すればよいのかといった、問い合わせ方法や調査完了までの流れに関する情報も、気になるのではないでしょうか?

この記事では探偵を選ぶ際に気になる情報の1つである、問い合わせから調査完了までの流れを解説しております
>>結婚前調査を興信所に依頼すると、どこまで相手の情報が分かる?

調査にかかる費用について

結婚前調査にかかる費用の相場はおよそ30~80万円と言われていますが、この金額は調査内容や調査期間によって前後します。結婚前調査が結婚後の不安を解消するための必要な投資と考えても、やはり80万円という金額は決して安いとは言えません。

この金額を少しでも抑えるためには、調査項目をなるべく具体的にし、調査にかかる時間を減らすことや、探偵事務所ごとに設定しているお得な料金プランを活用することで、料金を抑えることが可能になります。

この記事では、調査にかかる費用の相場や料金の内訳、そして具体的にどうすれば調査料金を抑えることができるのかを解説しております。
>>結婚前調査を探偵に依頼した場合にかかる料金の相場は?

もし結婚前に調査をされていると感じたらどうする?

もし自分が調査をされていると感じたら、探偵や興信所の調査員は調査のプロであり、プロを相手に上手く立ち回ることは大変ですので、事実が明らかになる可能性を考えて、行動することが重要です。

まず前提として、婚約者に判明すると自身が不利になる事実を隠している場合は、基本的には相手に話し同意や理解を求めることが大事になります。相手にバレるのが結婚前か結婚後かの違いはあるものの、探偵の調査で判明する事実は、例え相手が調査を探偵に依頼せずに隠し通せたとしても、これを結婚後も隠し通すのは大変です。

また結婚前であれば、最悪の場合は婚約解消という、残念な形になってしまう可能性もありますが、これが結婚後の場合は、相手が離婚による損害賠償請求を求める可能性も否定できません。ですから同じ最悪のケースでも、結婚前と結婚後では、金銭的な損害も大きく異なってきます。

POINT
依頼者側も将来の不安を解消するために、探偵に調査を依頼しているため、もし「調査をされているな?」と感じたら、相手に現段階でどんな将来の不安を与えているのか、一度立ち止まって振り返ってみましょう。

この記事では結婚前調査をされた側の視点で、相手が調査を依頼する理由や、調査をされていた場合の対策を解説しております。
>>結婚前調査を婚約者にされたらどこまで身元の情報がバレる?過去の調査事例も紹介
 

結婚前調査を依頼する際の注意点

調査を依頼する際に依頼者側が注意しておきたい部分もいくつかあります。

例えば

  • 事実が判明することで精神的なダメージを負うリスク
  • 最悪の場合は婚約解消になるリスク

などのリスクがあるという点です。

調査を依頼しなければ判明する可能性が低い事実もあり、このような事実が調査で判明した場合、まずはしっかりと受け止める覚悟が必要です。

そして、その事実に対して許容できる内容であれば、相手としっかりと話した上で、今後の関係を維持することもできますが、どうしても許容できない場合は、相手に改善を求めたり、最悪の場合は婚約解消という結末を迎える可能性もあります。

結婚前調査にはこのようなリスクがあるという点はしっかりと踏まえておき、リスクを理解した上で、結婚後の将来の不安を解消するための調査依頼を検討しましょう。
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