結婚前調査を探偵に依頼した場合、調査で分かる内容とは？

「結婚前調査」という言葉を聞いたことはありますか？結婚したい人がいる、婚約者がいるという場合、その相手や家族、親族について結婚前に調べること、それが「結婚前調査」で、身辺調査の一種です。

結婚を前提に交際している相手やその家族に対して「結婚詐欺ではないか」「大きな借金がありそう」などの不安がある場合、探偵や興信所に結婚前調査を依頼できます。調査内容は、仕事における将来性や健康面など多岐にわたり、調査内容によって費用や調査期間が異なります。

今回は、結婚前調査で分かる内容を中心に、調査方法や具体的な調査事例などについてご紹介します。

結婚前調査を探偵に依頼する理由とは？

そもそも調査依頼者はどうして結婚前に調査を依頼するのでしょうか。弊社に来られる相談者さまにお話を伺うと、幾つかの理由があります。

例えば、

などです。

特に最近は、婚活パーティーや出会い系アプリ、オンラインゲームなどで知り合い、すぐに結婚の話が出たが、まだ詳しく相手の素性を知らないから知りたいという相談や、お互い中高年で再婚することになったが、再婚を慎重にしたいので相手のことを知りたいという要望も増えています。

金銭問題や異性トラブルなど、二人で生活を共にする前に事実を知っておくことで、問題を解決してから結婚に至ることができます。

結婚前調査で分かる内容とは？

「結婚前調査」で具体的に分かる内容は幾つもあります。例えば、結婚したい相手の以下のような情報を知ることが可能です。

などがあります。

調査の結果について記載する調査報告書には、家系図を記載する場合もあります。

上記の中でも、「婚姻歴だけ調べてほしい」「健康面だけ知りたい」など調査依頼者の希望で、調査項目が限られる場合もあります。

結婚前調査では調べられない内容

ただし、結婚前調査で調べられない内容もあります。

まずは「預金口座の金額」です。預金口座の金額は、行員など特定の職業や権限を持つ人しか見ることができません。探偵にはそのような権限がないので、預金口座の金額を調べることはできません。

また、「同和問題や部落問題など、差別に繋がる恐れのある調査」もすることができません。出身地などは戸籍を見れば分かりますが、原則として、戸籍謄本など戸籍に関する書類は「本人」や、配偶者やこどもなどの「相続人」しか取得することができません。

さらに、「差別に繋がる恐れのある調査」は、「部落差別事象に係る調査等の規制等に関する条例」などに抵触するため、探偵は同和問題や部落問題などを調査することができません。

「ローン残高の調査」も、行員など特定の職業や権限を持っていないと知ることができないので、探偵は調査することができません。ローン残高などが記載された書類が自宅に郵送されてくるケースもあると思います。しかし、そのような郵便物を見ようと、調査対象者の自宅に侵入したり、自宅ポストの中にある郵便物を抜き取ったりするのは、「不法侵入」や「プライバシーの侵害」になって違法行為となるため、探偵は行なうことができません。

このように、違法行為になるため、探偵が結婚前調査で調査できない項目も幾つかあります。

探偵が結婚前調査で行う調査方法の内容

探偵は、

などの方法で調査対象者の情報を収集してくれます。

相談時に細かいヒアリングを行い情報収集する

まずは調査対象者からよく「ヒアリング」をします。結婚前調査を依頼した動機、調査対象者の状況や、調査してほしい項目、調査期間などを細かく聞きます。

調査の途中で、追加してほしい調査項目や調査対象者の追加、変更などが出ることもあると思いますが、その場合も随時探偵に相談や報告をし、常に探偵と依頼者とで、調査の方向性などを一致させておくことで、結婚前調査を効率的に行なうことができます。

自宅や職場で張り込みをする

「張り込み」では、自宅や職場など、調査対象者がいる、もしくはこれから来そうな場所など、一定の場所に待機することで、調査対象者の動向や素行などの情報を集めます。張り込みも、周囲から浮かない状態で調査をすることが大切です。そのため、複数人の探偵で入れ替わりながら張り込みを行なったり、工事車両などの偽装車両に乗ったり、作業着を着た状態で張り込みをしたりするなど、周囲からバレにくい状態で張り込みをします。

調査対象者がいそう、もしくはいるのが分かっている場所に張り込みをする場合、その場所の出口の全てに探偵が張り込みをします。ビルやショッピングセンターには複数の出入口があることがありますが、探偵が調査対象者を見失うことを避けるためにも、建物などの出口には必ず探偵が待機するようにします。

張り込みでは、調査対象者や周囲の人に感づかれないようにしながら、調査対象者がどのくらいの頻度でどこに行き、誰とどのくらいの時間滞在するのか、などの情報を収集するのです。

対象者を尾行する

「尾行」では、探偵が複数人で入れ替わりながら調査対象者の後を付けて、行動パターンや移動経路、コンタクトした人物などの情報を収集します。もし尾行中に調査対象者がサラ金やパチンコなどに頻繁に通っていることが分かった場合、調査対象者が金銭問題を抱えていたり、ギャンブル癖があったりすることなどが分かります。尾行中は、探偵が複数人で入れ替わりながら調査を行なうことで、調査対象者はもちろんのこと、周囲の人にも調査がバレにくくなります。

尾行をすることで、調査対象者の立ち寄り先、交友関係、浮気や不倫をしているかなどを知ることができるのです。

対象者の周囲への聞き込みをする

調査対象者の生活圏で「聞き込み」することで情報を収集することもあります。もちろん、結婚前調査をしていることは伏せる必要があるので、探偵は肩書などを偽装して調査対象者の周辺の人たちに聞き込みをします。

例えば、探偵が人材バンクのスタッフになりすまして、ヘッドハンティング目的ということで調査対象者の情報を集めたり、探偵が客になりすまして調査対象者が働いているお店で、他の店員に調査対象者のことを聞くなどすることで情報を収集してくれます。

結婚前調査を婚約者にされたらどこまで身元の情報が感づかれる？過去の調査事例も紹介

2021.12.9

結婚前調査とは婚約者が探偵に依頼して相手の身元を調べる行為です。 この記事では結婚前に身辺調査をされていると感じている人を対象に、調査されたことでどういう情報がバレるのかや、調査されていた場合の対処法などを過去の事例を交えながら紹介します。...

結婚前調査にかかる費用と期間は？

結婚前調査の費用は、知りたい内容の量や調査期間、調査範囲などによって異なりますが、一般的な相場は30～80万円です。

などがあります。

また、多くの探偵社では、パック料金、時間型、成功報酬型という料金プランがあります。

パック料金

「パック料金」は、一定期間の調査費用があらかじめ定まっている料金プランです。料金があらかじめ決まっているので、調査時間の延長や、調査員の増員など、調査方法を変更しなければ、追加費用は掛かりません。
探偵社によって料金設定は様々ですが、パック料金は料金が分かりやすいですし、自分の依頼した調査に必要な時間分の料金を設定することができます。また、調査を短時間のみ依頼したり、調査費用を節約したり、効率よく調査を行なったりすることができます。

時間型

「時間型」は「１時間あたりの調査員の単価×調査時間+諸経費」によって調査費用が変わります。調査時間や調査人数などと費用の関係が明瞭なので、料金が分かりやすいです。また、時間型は、特に調査してほしい時間や場所など、必要な部分だけをピンポイントで調査してもらうことで、費用を節約することができます。予定していた調査時間を延長したい、調査人数を増やしてほしい、という場合も、料金が分かりやすいです。料金は１時間あたり調査員１名につき約１万円が相場ですが、探偵社によって料金が異なります。

成功報酬型

「成功報酬型」は、探偵社によっては調査費用が100～300万円、着手金が30万円以上、と比較的高額ではありますが、料金は調査が成功した時のみ支払います。

成功報酬型には、
・半成功報酬型
・完全成功報酬型
の２つの料金プランがあります。

「半成功報酬型」は、調査が成功しなかった場合でも諸経費などは支払う、というものです。調査が成功しなかった場合は、着手金のみが無料、調査費用のみが無料と、探偵社によって支払う内容が異なります。

その一方で、「完全成功報酬型」は、調査が成功しなければ、全ての費用を支払う必要はありません。

その他の料金プラン

パック料金、時間型、成功報酬型の他にも探偵社によって様々なプランがあります。

また、多くの探偵社では初回は相談が無料でできます。そしてその後、実際の調査に入り、調査終了後に調査報告書を受け取るまで平均で１～２ヶ月かかります。

探偵社によっては、探偵社に弁護士やカウンセラーがいる場合があります。調査終了後、結婚詐欺で訴訟を起こしたい、浮気が判明したが、関係を修復したい、など必要な場合は弁護士やカウンセラーに探偵社から情報を伝え、スムーズにアフターフォローが受けられるようになっています。

結婚前調査を探偵に依頼した場合にかかる料金の相場は？過去の事例も紹介

2021.12.12

結婚相手の気になる情報を知りたいと思ったら、結婚前調査を探偵に依頼することを検討しましょう。探偵に依頼することで、疑問に思っていた相手の婚約者の情報の真実を知ることも可能です。この記事では結婚前調査の料金の相場や依頼料金の内訳、そして費用を抑える方法を詳しく解説していきます。...

弊社の過去の調査事例を紹介

結婚前調査には、たとえば

などの依頼があります。

アステル探偵事務所でも、結婚前調査について多くの実績があります。実例を一部ご紹介します。

アステル探偵事務所は日本一の調査力を誇る調査会社とパートナーシップを持ち、調査依頼者に寄り添って調査を行います。一人でも多くの方の悩みや不安を解決できるよう、24時間365日電話で無料相談を承っております。また、オンラインで匿名でのご相談も承っております。料金も見積もりは無料ですし、料金表で費用の内訳も確認できます。結婚前調査をお考えの方は、報告書のサンプルもあるので、ぜひチェックしてください。

まとめ

結婚前調査は、結婚するお二方はもちろん、それぞれのご家族も幸せになるためのものです。将来的に離婚というような残念な結果を避けるためにも、非常に有用な調査といえます。

調査までに時間がかかると、その間に問題が発展してしまったり、調査を依頼していることが調査対象者や周囲にバレてしまう恐れもあります。無料相談で実際の調査について直接お問い合わせいただくことも可能ですし、少しでも不安を抱えている方は、ぜひ無料相談をご利用ください。