結婚前調査を婚約者にされたらどこまで身元の情報が感づかれる?過去の調査事例も紹介

結婚前調査とは、婚約をしたときに相手の正確な身元を調べるために行う調査のことです。

結婚前調査を行う目的は、たとえば婚約者が信頼できる人物かどうかを調べて安心を得たり、婚約者の言動を不審に思って浮気の有無を確認したりするなど、様々です。

では、結婚前調査によって、どのようなことがわかるのでしょうか?
また、自分自身が調査をされていることがわかった場合、どのように対処すればいいのでしょうか?

この記事では

  • 結婚前調査でわかる情報
  • 結婚前調査をする理由
  • 過去の調査事例
  • 結婚前調査をされていた時の対処法

などを紹介します。

もしかすると結婚前調査をされているかも

女性 悩む
「結婚が決まってから、何だか自分のことを調べられてるような気がする…」と感じたら、それは婚約者から、結婚前調査をされている可能性があります。

例えば

  • 周囲で同じ人を何度も見かける
  • 周囲に見慣れない車やバイクがよく停まっている
  • 知らない人から自分の情報を聞かれたという話を聞いた

など、このような日常の変化を感じたら、婚約者が探偵社や興信所などを使って結婚前調査をしていることを疑ってみましょう。

結婚前調査とは
結婚前調査とは、婚約者が探偵に調査を依頼して、婚約相手の素性を調べる行為です。婚約者の経歴や日常生活などの情報を、探偵が張り込み・聞き込み・尾行などを行って確認し、依頼者である婚約者側に調査結果を報告してくれます。
依頼者である婚約者に自分のことを包み隠さず話しているのであれば問題ありませんが、結婚に向けて自分に不利になるような情報を隠していた場合、探偵による調査によって婚約者に知られてしまうリスクがあります。

では、結婚前調査によってどのような情報がわかるのでしょうか?

結婚前調査をされたらどこまで情報が感づかれる?

探偵が行う結婚前調査には、例えば「婚約者が浮気をしていないか?」といったように相手の言動が気になって調査を依頼する場合や、付き合い始めて間もない相手の身元が気になって調査を依頼する場合など様々なケースがあります。

浮気の有無のような調査は通常の調査の範囲になるため、結婚前でも一般的な浮気調査となんら変わりはありません。しかし、相手のことをよく知らずに婚約した場合、身元の情報をすべて調べる必要があります。

実際に結婚前調査でわかる情報を表にまとめてみました。ぜひチェックしてください。
個人情報 ・住所・氏名・学歴・性格
職業や年収 ・職歴・正社員orアルバイト・現在の所得
結婚歴や離婚歴 ・過去の結婚歴・過去の離婚歴・子供の有無・養育費の支払いの有無
家族構成 ・両親との関係・兄弟の有無・親戚などの血縁関係
資産 ・住居が持ち家or賃貸・所有している土地・普段乗ってる車
異性関係 ・浮気・不倫・異性の友人関係
交友関係 ・反社会勢力との繋がり・友人の見た目・暴力的or口の悪い友人との交友関係
金銭感覚 ・金遣いが荒い・借金がある・浪費やギャンブル癖・スナックやキャバクラ通い
病気・通院 ・うつ病・重度の病気
その他 ・DVの可能性

ざっと挙げただけでも、結婚前調査では探偵はこれだけの情報を調べ、報告してくれます。

なぜ結婚前に調査をされるのか?

では、なぜ結婚前に調査をする必要があるのでしょうか?

探偵に結婚前調査を依頼する理由には、恋愛関係になる前の相手の情報を調べて安心感を得たり、相手の言動によって生まれた不信感を払拭するためであったり様々ですが、依頼者は必ずしも婚約者自身とは限りません。

婚約者のほかに、婚約者の両親をはじめとする親族が依頼するケースもあります。

ここでは、それぞれのおもな調査内容や調査を依頼する理由について見ていきましょう。

婚約者自身が結婚前調査を依頼するケース

婚約者が結婚前調査を依頼する場合は、相手の言動を不審に思って調査を依頼するケースが多いのが特徴です。そのため、漠然と調査を依頼するのではなく、具体的に調査項目を絞った依頼になります。

先ほど表に挙げた調査項目の中では特に

  • 職業や年収
  • 結婚歴や離婚歴
  • 異性関係

この3つを調査する理由に挙げるケースが多くみられます。

それではこの3つの項目を個別に見ていきましょう!

職業や年収を調査する理由

「職業や年収」の調査を依頼する理由は、もし婚約者の収入が僅かであれば、結婚後に一緒に暮らすためには自分がお金を稼いで相手を養う必要があるため、結婚する前に金銭的な負担が増えるかどうかを確認するためです。

また、交際中に婚約者が自分を良く見せるために、「会社を経営している」とか「年収1千万」など、嘘をついているケースも少なくはありません。こういった婚約者の言葉が真実なのかどうかを確認するために、結婚前調査を依頼するケースもあります。

結婚歴や離婚歴を調査する理由

「結婚歴や離婚歴」の調査依頼は、相手が人生経験豊富な年配者であるほど多くなります。なぜなら、ある程度の年齢であれば、過去に家庭をもっていたり、子どもがいたりしても不思議ではないからです。もしそのようなことがあるなら、結婚する前に真実を知っておきたいという理由から依頼するケースが多くなります。

離婚歴があったり子どもがいたりする事実は、相手にとってマイナス要素になるため結婚直前まで隠している場合があります。しかし、それらは過去の出来事であり覆ることはありません。ですから事実を婚約後に伝えるのではなく、なるべく早い時期に伝え、お互い納得したうえで婚約を決めた方が、後にトラブルになる可能性は低くなります

異性関係を調査する理由

「異性関係」を調査する理由は、婚約者に異性の友人が多いといった漠然とした理由から、「最近LINEやメールで異性からの通知を見た」「実際に異性と交際しているところを見かけた」などの直接的な理由まで様々です。

依頼する側としては結婚する以上、結婚するまでに相手にその他の異性との関係を清算して欲しいという気持ちになるのは当然のことでしょう。

ただ、ここで問題になるのは婚約者が実際に浮気や不倫をしていた場合です。この事実を婚約者に知られた場合、婚約が破談になる可能性も少なくはありません。

実際に浮気や不倫をしているかどうかは本人がよくわかっていることですから、結婚を決めた以上はほかの異性との交際はしっかりと清算した方が、後のトラブルを避けることにつながります。

今回は上記3つに絞って紹介しましたが、その他にも様々な理由で相手に疑いをもち、結婚前調査を依頼するケースがあります。先ほど表に挙げた項目の中で、まだ婚約者に伝えていない事実があるようなら、結婚前調査をされる前にきちんと伝えておきましょう。

相手の両親や親族が結婚前調査を依頼するケース

両親 相談01

次に、婚約者の両親や親族が探偵に結婚前調査を依頼するケースを見てみましょう。

婚約者の両親や親族は多くの場合、相手の情報を息子や娘を通してでしか入手できません。そのため、相手のことを不審に思ったり、本当に知りたいことを知れずに探偵に依頼するケースが目立ちます。

両親や親族からの依頼では調査内容を細かく指定せず、「調査でわかる婚約者の情報全て」ということが多く、調査項目も広範囲にわたるのが特徴です。

確かに両親がたまに心配そうに婚約者のことを聞いてくる事があるかも。。

そもそも両親との交流が不足しているのかもしれません。両親や親族が相手のことを疑っているケースでは、情報不足という場合も少なくありません。

従来は結婚前の儀式として「結納」を行うことが多かったですが、今では時代の流れから結納を行わずに結婚する夫婦も増えてきています。しかし、相手の両親から疑われないためにも、結婚を決めたら最低限のやるべきことは踏まえておくことが重要です。たとえば、

結婚前に最低限やっておきたい事
・両親への結婚報告や結婚挨拶
・両家顔合わせ食事会
・入籍日を決める
・結婚式場を探し決定する
・結婚指輪の購入
・二人の新居探しと引越し
・親戚や友人に結婚の報告をする

などがあります。

相手の両親や親族に疑われることのないよう、婚約後は上記のような最低限のことはやっておきましょう。

過去の結婚前調査事例を紹介

結婚前調査の結果がもとで、結婚が破談になることもあります。

しかし、ここで重要なのは事実に対して当人が嘘をついていたり、事実を相手が誤解していることです。

嘘をついていたことが判明した場合、破談という最悪の結果も当然ありえます。ただし、相手が事実を誤解しているだけであれば、その誤解が結婚前調査によって解消されることもあります。つまり、結婚前調査が双方にとって必ずしもマイナスになるというわけではないのです。

ここでは、結婚前調査によって誤解は解消されましたが、新たな事実が発覚した例をご紹介します。

過去の調査事例

▪︎依頼者 : 女性(31歳)

▪︎依頼内容
10年ほど同棲している婚約者が仕事から帰ってくると、いつもタバコの匂いがする。浮気相手がいるのではと不安になり調査を依頼

▪︎調査結果
9:00 勤務先での張り込み開始
13:30 午後から対象者が勤務先から外出。そのまま最寄駅付近のパチスロ店へ入店
16:30 同店を退店。勤務先に帰社
18:00 退勤後、帰宅

▪︎調査結果
依頼者が懸念していた浮気ではなかったが、以降5日間の調査で同様の行動が見られ、婚約者のギャンブル癖が確認される

結婚前調査をされたらどう対処すれば良い?

では、もし自分が結婚前調査をされていると感じたら、どう対処すれば良いでしょうか。結論から言うと、有効な対処方法はありません。なぜなら調査は探偵社や興信所などに依頼する場合が多いため、事実を隠し通すことは難しいからです。

つまり、もし結婚前に自分にとって不利な情報を隠しているなら、結婚前調査によってバレてしまう前に、婚約者と誠実に話し合うことをおすすめします。
話し合いの結果、婚約者に事実を理解してもらい、事実を許容してもらえるなら許容してもらい、許容してもらえないなら諦めるという対応も必要になってきます。

どうしてもお互いに納得ができない場合は、最悪の選択として婚約解消も考えられますが、結婚後に事実が判明すると離婚による慰謝料請求など、金銭的な損害も大きくなります。そう考えると、結婚後より結婚前の方が被害は少ないといえるでしょう。

いずれにしても結婚前調査によって判明する内容は、結婚後にバレてしまうことが多いため、結婚の障害となる情報は相手に包み隠さず話しておくことが、結婚後のことを考えても何よりも重要といえます。

結婚前調査を行うことで、結婚後のトラブルを防ぐことのできるケースが多数あります。アステル探偵事務所では、累計14,000件以上の実績をもつ調査会社とのパートナーシップを結んでおり、東京や大阪をはじめ、全国各地で経験豊富な調査員が婚約者の気になる情報を調査いたします。

ご本人様だけでなく、ご両親や親族の方からのご相談も承っておりますので、調査を検討されている方は、一人で悩まずにまずは無料相談をぜひご利用ください。

結婚前調査バナー02

まとめ

将来のパートナーとなる相手の情報は、直接本人に聞きづらい部分もあると思います。実際に相手に直接聞くことで、お互いの関係が気まずくなってしまったということも少なくはありません。

探偵社や興信所を使って調査することは、お互いの関係を維持しながら婚約者の情報を知る有効な手段となります。

婚約者の身元について悩みがあるなら、「結婚前に知っていれば...」と後悔する前に、結婚前調査によって疑問を解消しておくことをおすすめします。

結婚前調査をお考えの方へ
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