人を探しているけど、わかっていることは名前だけ……。このような断片的な情報だけでは探し人の行方を知ることができないんじゃないかと諦めている人は多いかと思います。
しかし、情報が名前だけでも人探しは決して不可能ではありません。弊社でも「名前しかわからないが人探しをしてほしい」という依頼を受けて、実際に対象者を見つけたケースがありました。
今回の記事では、そんな名前だけで人探しをする方法や探偵による調査方法などについて紹介していきます。
自分で名前から人探しをする方法
自分で名前しか知らない人を探したい場合は、ネット上での検索や呼びかけをして探す方法が選択肢として挙げられます。この方法はスマホやパソコン、ネットに関する知識があればどなたでも行えるのがポイントです。
名前を使って検索することにより、探し人本人に直接繋がる情報はもちろん、関連した名前以外の情報を手に入れられる可能性もあります。「名前だけしか知らないけど人を探している」という方は、情報を集める意味でもネット上の調査から始めてみるのが良いでしょう。
もちろん誘拐や失踪など何らかの事件に巻き込まれた相手を探しているという時には、すぐに警察への連絡をすべきです。
SNSを活用して調査
ネット上で検索して人探しを行うにあたり、活用しやすいのが各種SNSアプリやグーグルといった検索サイトの存在です。これらの検索バーに探している人の名前を入力して情報を集めていくのが、ネット上での基本的な調査方法になります。SNSの種類によっては実名で登録するようなものもありますので、名前を使った検索をすれば相手のSNSアカウントを見つけることもできるかもしれません。
探し人のSNSアカウントが特定できた場合、SNS上での公開写真や投稿履歴から住所や現在地を割り出せる可能性があります。加えて、探し人のSNSアカウントをフォローしている友人を調べれば交友関係を探ることも可能です。こうした関係からSNSアカウントの発見は人探しにおいて有力な手掛かりになると言えるでしょう。
もし名前のみで検索が上手くできなかったら、過去の住所や出身校、職場や趣味など、探している人物に関連する情報を名前と組み合わせて入力してみてください。そうすることで名前だけの時よりも探し人の核心に迫った情報が表示されやすくなります。
名前をネット検索する以外で自分で名前から人探しをする方法としては、対象者の名前を開示し第3者に情報を求めるやり方も挙げられます。
こちらのやり方はTwitterやFacebook、ネット上の人探し掲示板や同様のサイトで「人を探しています」といった内容を投稿し、投稿を見た第3者からの情報提供を待つというものです。投稿では探し人の名前やプロフィールを具体的に書くことで、対象者と繋がりがあった人や閲覧者からの反応が期待しやすくなります。
また、Twitterでは「#拡散希望」「#リツイートお願いします」などのハッシュタグをつけると投稿が拡散されやすくなるのがポイント。これを利用すれば、探し人の名前だけしか知らなくても多くの人に情報提供を求めることが可能になります。
違法な人探し調査には注意
名前だけを頼りに自分で行った人探しは、状況次第では法律違反になる可能性もあるので注意してください。
人探しの際、抵触する可能性のある法律違反には
- ストーカー規制法
- プライバシーの侵害
などがあります。
ストーカー規制法は人探しの対象者に探す側が一方的に好意を持っていると判断された場合、違反しているとみなされやすいです。相手が異性であっても同性であっても対象になるので気をつけましょう。
知っている情報が名前だけで、探し人と親しくないケースでは第三者から違反を疑われやすいため特に注意が必要です。自身にそのような気持ちが無くても、周囲から一方的な好意があると捉えられてしまう状況や行動は避けなければなりません。
プライバシーの侵害に関してはSNSやネット上などで探し人の名前を開示することにより、その対象者が第3者から誹謗中傷などの被害を受けた場合に発生します。被害のレベルによっては
損害賠償を請求される可能性があります。
名前だけしか知らない人物を探しているとしても、対象者の名前は立派な個人情報です。そうした情報を用いたネット上での投稿は慎重に行うようにしてください。
名前だけで人探しをする時に探偵が行う調査方法とは?
探偵の調査では依頼者から「個人名だけで人探しをして欲しい」という相談を受けた場合、初めに丁寧なヒアリングを行うのがポイントです。依頼者からの聞き取りを重ねていくことで本当に情報が個人名だけなのかという点をしっかりと見極めていきます。
また、こうした作業は、依頼者が対象者の情報を「名前だけしか知らない」と思い込んでいないかどうかのチェックを兼ねていることが多いです。実際、探偵からの質問により依頼者自身さえも気づけなかった情報が判明するケースもあります。
そして、ヒアリングで有力な情報を得ることができた場合、探偵はその情報を元に関連性のある地域やコミュニティで細かい聞き込みを開始するのが一般的です。
仮にヒアリングを通して手がかりとなる情報が見出せなかったとしても、まだ諦めることはありません。その際は個人名から分かる要素を元に調査を進めていきます。
その他にも探偵は、人探しを行うためのデータベースや独自ノウハウを活用した調査を行います。自分だけの調査では対象者を探すにも限界がありますが、探偵の力を借りることで対象者を発見する可能性を多少なりとも高めることが可能です。そのため、足取りが掴めない相手を本格的に探したい場合は、探偵に人探し調査を依頼してみると良いでしょう。
▪︎依頼者 : 53歳(女性)
▪︎依頼内容 : 知人の営む飲食店で知り合った10年以上常連の女性が突然お店に来なくなったため、心配になり弊社に相談。相談当初は名前しかわからないとのことだったが、他の常連のお客様などからの情報をもとに行動エリアの範囲をかなり絞り込む事ができたため、同エリアにて聞き込み。
【調査結果】
行動エリア内の商店街にて対象者が通っていたお店の方から、体調を崩して入院しているとの情報があり、依頼者に報告。
名前だけしかわからない人探し調査の相談例
弊社でも「名前だけしかわからないけど、人を探したい」という方から相談を受けることが少なくありません。個人名だけしかわからない状況での人探し相談例としては、次のようなケースが挙げられます。
・幼馴染を探してほしい
・昔の恋人と再会したい
・付き合っていた元恋人から聞いていた住所が嘘だった
・息子の恋人の事を知りたい
・ネットで知り合ったが音信不通になった
・旅先で出会った相手を探してほしい
・トラブル相手の情報を知りたい
いずれのケースにしても重要になるのが、前述してきたように「知っているのは本当に個人名だけなのか」という点です。
初恋の子や幼馴染を探しているケースであれば、一緒の学校や出身地、共通の知り合いといった事柄も有力な情報となるでしょう。顔を合わせた事が無いネット上の知り合いに関しては、やり取りしていたアカウントやメールアドレス、所属グループなどが手がかりになります。
これらの情報が調査成功の鍵を握ることもあるので、細かい情報を依頼者から、より多く引き出せるかどうかが探偵の腕の見せ所と言えるかもしれません。
探し人の個人名だけしかわからないと思っている人は、他に知っている情報を見落としていないか自身でも確認してみてください。
・家族構成や交友関係
・居住地域
・仕事や趣味
・よく行った場所や施設
・対象者の顔写真
・身長や体重など身体的な特徴
・出会った場所や日時
・使用していたSNS
・アカウント名やID
・よく使っていたニックネーム
この他にも探している本人にしかわからない、対象者を特定できるような情報が存在する場合があります。対象者とやり取りした時間や思い出などを一通り振り返ってみると新たな発見があるかもしれません。
名前だけで行う人探し調査の成功率が低い理由
名前だけを頼りにした人探し調査は成功率が低い傾向にあります。それは何故かと言うと、調査した際に同姓同名の人物の情報が混ざりやすく探している人の情報を見失いやすいからです。
よほど特徴的な個人名でない限り、対象者と同姓同名の方が全国各地に存在している可能性は高いです。そして、その数が多ければ多いほど、人探しは調査に時間が掛かり難航します。
また、知っていると思っていた名前が偽名だったというケースも決して無い訳ではありません。そういった部分の真偽や信頼性も、名前だけで行う人探し調査の成功率を下げている要因だと言えるでしょう。個人名だけを知っているという前提で調査を進めていたのに、それが事実ではなかったら全く関係のない事柄を調べていたということになります。
名前だけの人探し調査依頼時に考えておきたい事柄
ここまでお伝えしてきた通り、名前しかわからない人探しは考慮すべきことや整理すべき情報などが多数存在します。そのため、調査の確実性を求めるのであれば探偵に調査を依頼するのも一つの手です。
以降では依頼時に考慮しておきたい事柄である調査費用や無料相談前に整理しておきたい点に関してまとめてみました。
人探しを依頼した場合の費用
人探しを探偵に依頼した場合の費用としては
- 基本料金
- 人件費
- 車両費
- その他の実費経費
などが掛かります。
基本料金とは調査を行うために必要な着手金のことですが、着手金を取らない探偵事務所も存在します。
人件費とは、調査で活動した探偵に発生する料金のことです。依頼者の希望にもよりますが何人の探偵を動員させ、何時間人探しを行うかで料金が変わっていきます。費用の中でも大きな比重を占めるのがこの人件費です。
更に人探しの際は車代やガソリン代など、人探し調査での移動費用が人件費などとは別に発生します。こちらは調査経費として請求されることが多いです。その他、調査完了後の報告書の作成費用や印刷代などに関しても経費として扱われます。
基本料金、人件費、車両費、その他実費経費の4つを合算した金額が、探偵や興信所に人探し依頼をした場合の総合費用です。だいたい10〜100万円が相場になります。
基本的に調査は情報が少ないほど時間が掛かるため、その分人件費や調査時の費用が高くなってしまいがちです。手がかりが個人名のみであれば、長期間の調査になる可能性が高くお金も掛かりやすいので注意しましょう。
なお現在、様々な探偵社が人探しの相談を無料で行っています。探偵とのヒアリングで探し人の行方や居所を掴むきっかけが見つかるケースもあるので、お金の掛からない無料相談を利用して、有利な状況に調査を進めていきましょう。
無料相談の前にやっておきたいこと
人探しの成功率を高めるためには、探偵により多くの情報を伝えることが重要です。無料相談で色々と伝えることが出来るよう、相談前には探し人の情報整理をしておきましょう。
無料相談前に整理したい情報について、次の表にまとめてみました。
対象者の個人情報 | ・氏名 ・生年月日 ・携帯や自宅の電話番号 ・出身地 ・顔が写っている写真 ・勤務先 ・出身校 ・転校などの引っ越し先 ・実家の住所や電話番号 ・SNSなどのアカウント |
対象者との接点 | ・いつどこでどんな交流があったか ・最後に会った時期や場所などの状況 ・出会ったキッカケ ・音信不通になった理由 ・音信不通に気付いた時期 |
対象者の特徴 | ・身長や体重などの身体的特徴 ・趣味や習い事 ・交友関係 ・方言などの訛り |
その他 | ・過去の車のナンバー ・過去のメールやLINEの履歴 ・SNS上のやり取りや写真 ・使用していたSNS ・実際にプレイしていたゲーム ・ネット上で使用していたニックネーム |
探偵の人探しでは些細な情報が調査において有効になる場合があるため、思いつく事柄があれば一通り伝えておいた方が無難です。
なお、アステル探偵事務所では累計14,000件以上の実績をもつ調査会社との強力なパートナーシップを結んでおり、人探し調査においても多数の実績があります。多くの調査員が全国各地で的確に調査し対象人物の情報取得に努めているため、名前だけの人探しに関してもお力になることが可能です。
お金の掛からない無料でのご相談も承っておりますので、まずはお気軽にお問合せください。
まとめ
名前だけを手掛かりに人探しを行う方法としては、ネット上で探している人物の名前を検索する方法などがあります。ただ、名前だけだと相手の行方を特定できる可能性は低いので、名前以外の手がかりがないか情報の収集や整理をすることが大切です。
本格的な人探し調査となると個人での情報収集には限界がありますので、調査依頼を通して探偵に頼ると良いでしょう。普段から業務として人探しを行う探偵の知識や経験・ノウハウを利用できれば、探し人に辿り着くための情報は見つかりやすくなります。
「手がかりが名前だけだから、探し人が見つからない」と諦めるかけている方は、まずは探偵社の無料相談を利用してみてください。探偵のヒアリングや質問により新しい情報が判明する可能性もありますし、相談することで状況整理が容易になります。
なお、多くの実績を持ち全国各地での活動も可能なアステル探偵事務所ならば、状況に寄り添った親身な対応が可能です。ご都合の際は是非、弊社無料相談をご利用くださいませ。