家出や失踪した身近な人を探したい場合、警察に捜索願を出してもなかなか捜査してもらえないことがあります。家出調査は特にスピードが大切です。この記事では、家出調査を探偵や興信所に依頼した場合のメリットや調査の流れなどについて解説いたします。
家出や失踪の原因にはどんなものがある?
・衣類や金銭、生活に必要なものなどを持ち出していく
〜原因〜
(未成年者の場合) 親への不満や学校での友人関係の悩み
(成人の場合) 就職の悩み、勤務先でのモラハラやパワハラなどの悩み、夫婦喧嘩など
・突然行方が分からなくなったため、お金や衣類の準備などをしていない
・足取りが掴めない
~原因~
- 犯罪に巻き込まれて連絡が取れない
- 経済苦や借金苦など
特に以下のような特徴のある「行方不明者」や「家出人」に関しては、
- 遺書を残すなどし、自殺をする可能性が高い
- 事故で死亡する可能性が高い
- うつ病や精神疾患、障害を患っている
- 高齢者や認知症を患っている
などの場合、「特異行方不明者」や「特異家出人」と呼ぶことがあります。
捜索開始までの「スピード」です!
家出から調査までに時間が経つと、家出人の所在が分からなくなって連絡が取れなくなり、家出人の発見率は低くなります。また、未成年のこどもが家出をすると、その後に大きな事故や事件に巻き込まれたりする場合もあります。そのため、家出調査には「スピード」が大切です。
家出の調査を警察に相談した場合
では、家族が家出をしたら、どうしたらいいのでしょうか。
まずは警察に相談をするようにしましょう。緊急性、事件性がある場合には警察に「捜索願」を出すことをオススメします。捜索願の提出に費用はかかりません。
捜索願の提出先や提出できる人、記載事項とは?
行方不明者が失踪した場所の管轄警察署
届出人の住居の管轄警察署
・配偶者
・同居人
・交際相手
・雇用者
・福祉関係者
・親密な関係にある人
捜索願には、行方不明者の
などを記載します。
捜索願が受理されない場合とは
「不受理届」は、「自分を探さないでほしい」という行方不明者の意思表示です。警察としては、先に提出されたものを優先するので、捜索願より先に不受理届が警察に提出されていた場合、警察は捜索願を受理することができません。
無事に捜索願が受理されても、警察は捜査を開始するまでに時間がかかる場合があります。基本的に警察は「民事事件に介入しない」というルールがあり、特に身内が家出した、という相談の場合はなかなか捜査を開始しない場合があります。事件性や人命の危機などがなければ積極的に捜査をしてくれない可能性が高いのです。
しかし、積極的な捜査が行なわれなくても、行方不明者が交通違反や職務質問などで警察から身元照会を受けることがある際、捜索願が出ていれば、家族や届出人に連絡が行くことになります。
家出調査を探偵に依頼した場合のメリット
警察では捜索や調査をしてもらえない場合は、家出調査を探偵に依頼することができます。探偵に依頼する場合のメリットは以下のように様々あります。
- 事件性があれば早急に調査してくれる場合が多い
- 経験のある調査員が相談、対応してくれる
- 自分の時間を使わずに済む
- アフターフォローが受けられることがある
基本的に早急に調査してくれる場合が多い
先述したように、警察は事件性や人命の危機などが無ければ即座に捜索してくれない場合があります。しかし、探偵は、調査依頼者がストーカー行為を目的と調査依頼をしている、など犯罪性のある調査依頼などでなければ基本的に家出調査をします。
経験のある調査員が相談、対応してくれる
探偵に依頼しなくても、
- 調査対象者が行きそうな場所を探す
- 調査対象者の知人や友人に聞いてみる
- 調査対象者のSNSを見る
など、自分で家出調査をする方法もあります。
しかし、どの方法が効果的か、などを把握するのは難しいこともあるでしょう。
探偵は経験のある調査員が相談に乗り、最適な方法で家出調査を行います。必要に応じて調査員を増やしたり、調査範囲を広げたりして、効果的に調査を行います。
自分の時間を使わずに済む
多くの人は、家事や育児、学校や仕事、介護などで日々忙しい生活を送っていると思います。そこに「家出調査」という慣れない事柄が増えると、「日常生活」と「家出調査」との両立が難しくなることもあるでしょう。
しかし、家出調査を探偵に任せることで、自分は日常生活を送ることができ、精神的、体力的にも負担が少なく済みます。
アフターフォローが受けられることがある
無事に家出人が見つかっても、人間関係や金銭問題など、そもそもの家出の原因が解決していなければ、帰って来てくれなかったり、帰って来てもまた家出をしたりすることもあるでしょう。
探偵社の中には、探偵社にカウンセラーや弁護士がいるところがあります。その場合、人間関係修復などの相談や、金銭問題に関する訴訟の準備などの相談をすることができます。家出調査後に改めてカウンセラーや弁護士を探す必要がなく、調査会社からカウンセラーや弁護士に情報を伝えてもらえるケースがあるため、スムーズに次の相談をすることができ、安心です。
探偵が行う家出人の調査方法
①ご相談
↓
②契約
↓
③調査
↓
④依頼者に報告
というのが一般的な流れです。
「相談」に関して、多くの探偵社では「無料相談」を受け付けています。また、オンラインや電話で匿名で相談できるところもあるので、自分の相談しやすい方法で探偵社に連絡することができます。もちろん秘密は守られるので、安心です。費用の見積を相談することもできます。
契約後、調査の依頼をする場合には、調査方法、費用、報告書の内容など、不明点が内容にきちんと相談しておきましょう。探偵社によっては、報告書のサンプルや料金表を見せてくれるところもあります。
具体的な調査方法とは
探偵が行なう家出人の調査方法には
- 聞き込み
- 張り込み
- 尾行
などの方法があります。
「聞き込み」は、調査対象者の知人や友人などにコンタクトを取り、調査対象者の情報を収集します。その際、
・調査対象者が以前勤務していたお店に、客になりすまして入り、他の店員に情報を聞く
・調査対象者の今の勤務先には、ヘッドハンティングを装って、調査対象者本人に近づく
などの方法で家出調査が感づかれないように行います。
「張り込み」は、調査対象者が滞在していそう、もしくは来そう、という場所にいて、一緒にいる人物や調査対象者の様子などの情報を得ます。
必要に応じて、工事用車両の中で作業員姿で待機したりすることで、調査対象者からだけでなく、周囲からも怪しまれないようにすることがあります。
「尾行」は、調査対象者の移動に応じて、その跡を付けることで、調査対象者の行動範囲や移動先などの情報を収集します。必要に応じて調査員が複数人で尾行することで、繁華街でも調査対象者を見失ったりせずに行うことができます。
実際にアステル探偵事務所で行った過去の調査事例をご紹介します。
▪︎依頼者 : 女性(51歳) 対象者 : 娘(21歳)
▪︎依頼内容
娘が突然家出をし、数週間たっても帰宅をしない。警察には捜索届を提出済みだが、なかなか進展がなく、心配になり弊社に相談。
▪︎調査内容
依頼者より交通系ICカードの領収書、娘(対象者)の写真を提供いただき、行動範囲を絞ることができたため調査開始。
18:30 ICカードに頻繁に記載されていた駅にて張り込みを開始。
20:04 張り込みをしていた駅の改札にて対象者を確認。備考を開始。
20:21 対象者が居酒屋に入店。店舗スタッフとして勤務していることを確認。
25:19 居酒屋より徒歩にて退店。備考を開始。
25:27 近くのコンビニにて男性と合流。
26:31 マンションに入る。依頼者の指示で調査終了。
人探し・行方調査の費用相場は?
人探し系の案件に関する調査費用は一般的に30万円〜120万円とかなり幅広いのが実情です。
ここからは調査費用について少し詳しくご説明していきます。
しかし、多くの場合、探偵社には、
・調査時間を延長しても費用が分かりやすい
・短時間のみ調査を依頼することができる
・完全成功報酬型:調査が成功しなければ、調査費用は完全無料
・半成功報酬型:調査が成功しなければ、着手金のみの支払になる
・必要機材の料金が含まれているため、調査期間が長いとお得になる場合がある
という料金プランがあります。
調査費用を抑えるには、調査対象者の以前の勤務先や、調査対象者が抱えていた悩み、調査対象者の交友関係
などを調査対象者の情報を少しでも多く集め、それらの情報を探偵社に共有することで調査費用を抑えられるケースがありますのでおすすめです。
また、探偵社によっては、
- 一定期間調査して、結果が得られなければ、無料で1日調査を延長できる
- 特定のエリアに住んでいる、もしくは勤務している人は割引になる
などのお得プランを用意している探偵社もあります。
アステル探偵事務所は、電話やメールなどのオンラインで24時間いつでも無料相談ができます。匿名でのご相談も承っております。浮気や不倫調査だけでなく、家出調査も全国のネットワークを利用して対応可能です。日本一の調査力で問題解決ができるようサポートいたします。
まとめ
身内などで家出中の人がいる場合、事件に巻き込まれていないか不安もあるでしょう。しかし、その悩みをなかなか人に相談できないこともあるかも知れません。家出調査はスピードが大切です。アステル探偵事務所は無料で見積や料金表をお渡しでき、お客様も安心だと思います。まずはお気軽にご相談ください。